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大地の芸術祭をレポート
2017年3月10日 図書委員
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
みなさんおはようございます。
今日は東京支店営業部の田渕です。
2月の最終の土日に、大地の芸術祭に行ってきました。
冬の芸術祭は初体験です。
交通の不便な地域なので、ツアーに参加しました。参加者15名の小規模なツアーです。
越後湯沢の駅に10:40分の集合です。
1箇所目は、浦田集落まではバスで1時間ほどです。
こちらでは、芸術祭総合ディレクター・北川フラム氏が注力する食プログラム「雪見御膳」が提供されます。
海のない内陸部ですので、なんとなく京都の御番菜に似ていて、魚はニシンや棒鱈などの乾物に限定されるようです。山菜は種類も多く、地元の婦人会の方たちが春や夏に収穫したものです。様々な山菜料理が重箱から取り皿に配られてきます。
お酒は飲み放題です。
最初は盃なのですが、お酒が好きな人は、徐々に大きな器へ替えていくのが伝統だとか。
盃 ⇒ 煮物椀や吸物椀の蓋 ⇒ 吸物椀そのもの・・・
もちろん私も伝統に従いました。郷土料理と温めのお燗のマリアージュ、最高でした。
その後は、越後妻有交友館キナーレで、モダンアート作品を見学です。
見学のあと自由時間が一時間ほどありましたので、スノボ体験をした後で、飲み比べセットで休憩。
その後は、移動してスカイランタン体験です。もともとはタイで行われている精霊流しみたいなもので、小さな熱気球をみんなで浮かべます。願い事を書くように言われたけど書くことがない・・・。一人での打ち上げは難しく、燃えてしまいそうだったので、ツアーメンバーの小学生が手伝ってくれました。
綺麗・・・と思ったら、あっという間に空へ消えてゆきます。写真を撮ったものの、上空高く上がりすぎて、点にしか見えないのが残念でした。というわけで、スカイランタンは公式サイトを御覧ください。
http://snowfes.info
その後19時すぎに松之山温泉「凌雲閣」にチェックインです。有馬・草津とともに日本三大薬泉だそうですが、塩辛いお湯です。なんと、一万年前の化石海水だそうです。宿は昭和13年に建てられた重要文化財でとのことで、とても贅沢なお部屋でした。数人の宮大工に腕を競わせたのだそうです。
この宿の料理長は、きのこと山菜の名人と呼ばれる方です。
お酒のすすむ味付けで、ツアー参加のご夫婦と遅くまで飲んでしまいました。
翌日は、豪華な朝ごはんの後、「まつだい農舞台」です。
こちらは里山アートの中心地ですが、多くの作品は雪を避けるためにシートをかけられたり、農舞台の1階に保管されたりしています。メンテナンスもこの時期にするようです。
その代わりに、冬のための新作が用意されています。カンジキを履いて里山を登り、雪でできたアートなどを見学するのですが、時間があればもう少しお散歩したかったです。
その後は、農舞台の中の作品鑑賞とお昼ごはんです。お昼ごはんは地元の野菜をメインにしたバイキングです。
2日間、食事の合間に芸術鑑賞しているような盛りだくさんのツアーでした。
ツアーを主催したのは地元のNPO法人「越後妻有里山協働機構」。リピーターを生むためのツアーですので、至れり尽くせりです。
最後に、2017年の芸術祭の日程をお知らせいたします。皆様も是非、ご参加ください。
4/8~5/14
中房総国際芸術祭
いちはらアート×ミックス2017(2回目 総合ディレクター北川フラム)6/4~7/30
北アルプス国際芸術祭2017(初開催 総合ディレクター北川フラム)7/22~9/10
Reborn-Art Festival 2017(初開催)8/5~11/12
種子島宇宙芸術祭(初開催)8/4~11/5
ヨコハマトリエンナーレ2017(6回目)「島と星座とガラパゴス」8/6~10/5
札幌国際芸術祭2017(2回目)9/3~10/22
奥能登国際芸術祭 珠洲2017(1回目 総合ディレクター北川フラム)9/9~10/9
中之条ビエンナーレ(6回目)6/24~10/25
亀山トリエンナーレ(8回目)
これを調べていたときに思い出したことがあります。
第1回のいちはらアートミックスのときに、周遊バスの運転手さんが、芸術祭請負人北川フラム氏の日程に合わせて日本の芸術祭は開催されると言ってました。
なるほど、昨年2016年は瀬戸内国際、2018年は大地の芸術祭で忙しいので、今年2017年は小規模なのを3箇所まとめてやるようです。
小学生と交流したり夫婦と遅くまで飲んだり・・・旅先で見知らぬ人と仲良くなるって素敵ですわ。編集時、最初に写真だけ見ていたのですが、お膳が並んだ写真で「今回は一人旅じゃないのかー!」と思いました。そういうことだったんですね。次回はこのあたりの交流のところも詳しく聞きたいところ。
きのこの名人とか、京都の御番菜っぽい料理とか、お酒飲み放題とか・・・今回のツアーは料金がお高そうな予感です。
投稿者プロフィール
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連休には必ず旅行する「図書委員」こと田渕聡子。本社休憩室の全ての蔵書は自宅に保管できず溢れ出たもの。本も棚もまだまだ増える予定・・・。
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コメント
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北川フラムさんですか
今度、著書を読んでみようと思います。
農学部でこういう話をたくさん勉強していたはずですが
この方の話題は無かったように思います。
どちらかというと建築系の話が多くて。。。
ワークショップでは近いこともやりましたね。
でも、結局、「農業工学」なもので
今ならもっと違う視点がありそうなので
興味深いですね。
食事の合間に芸術鑑賞という感じということは
ハードスケジュールだったんですね。
そういえば小さな熱気球は孔明灯と呼ばれていて、
発明したのは、名前の通り諸葛亮孔明だったとか。。。
約2000年前からあったんですね。