© レブログ All rights reserved.
【バックナンバー】 「おのくん」
こんにちは!レブログ編集長の中川です! ブログマガジンのテストも兼ねて、バックナンバーを定期的に配信したいと思います。このレブログの前身となるブログページがありまして、その時の記事になります。
かなり前のことになるのですが、宮城県へ行ってきました。旅行に行く前、何を買うかなどを相談していたときに友人が欲しいと言ったのが「おのくん」という人形です。
「おのくん」は、靴下で作られたカラフルな猿の人形です。東日本大震災で被災した宮城県東松島市「小野駅前応急仮設住宅」の主婦の方々により、東松島の復興を願って作られています。見た目もかわいいし、復興支援になるなら是非とも買いたい!と思い、当日意気込んで売り場まで向かいましたが、私達がイベント会場に到着した頃には特設売り場では売り切れており結局買えませんでした。
しかし、売り切れと聞くとどうしても欲しくなるものです。こうなったら意地です。幸い私が泊まっていたホテルは多賀城駅の近くで、陸前小野駅までは仙石線で乗り換えなしで行くことができるようで、翌日は急遽朝から「おのくん」のふるさとである小野駅へ。
陸前小野駅で電車から降りると、一面田んぼが広がっていました。駅を出ようとすると、見慣れた改札がない!なんと、これが改札なんですって。
横に引き戸のような出入り口があります。これ、ICカードを通さなかったらドアにはさまれるのかなぁなどと余計なことを考えましたが、試す勇気も無く、ちょっととまどいながら出場しました。
おのくんが売られている仮設住宅までの道は、新築の家や建築中の家ばかりが立ち並ぶ住宅地でした。この光景を見て、ここまで津波が押し寄せて家が流されたのか、…と心が痛くなりながらしばらく歩くと、おのくんのパネルが出迎えてくれました!
中を覗くと、女性が1人いらっしゃったので「おのくんありますか?」と聞いたのですが、またまた当日販売分は売り切れていました、、、あぁ、無念、、、。しかし!ちょうど明日のイベントへの納品分のおのくんを持ってきてくださる主婦の方がいらっしゃって、わざわざ大阪から来てくれたならと言うことでその中から1個譲っていただきました!
あとで知ったのですが、おのくんには1人でも多くの人に東松島に来てほしいという思いが込められているため、現地へ足を運んだ人に優先的に譲ってくれるそうです。かわいい!嬉しい!やっぱり来て良かった!!
私は1週間ほど宮城にいたのですが、滞在中、地下街で迷って道を訪ねても、すごく丁寧に教えてくれたり、キャリーケースを持って旅行者丸出し状態で食事していたら「どこから来たの?」と気さくに話しかけてくれたり、地元の方の温かい人柄に触れて温かい気持ちになりました。
やっぱり旅行って楽しいですね。いろんなところに行って良い思い出で心を充電することは大事だと感じています。
投稿者プロフィール
-
* * * * *
レブログ初代編集長、「ポッキー」こと中川卓。各記事にコメントをつけていたが、当たり障りのないコメントを連発したため編集長の座を明け渡すことになった、かつての編集長。レベストで一番「凡」の字が似合う男(自虐)
こんな記事もあります:
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。