2020年1月20日　Msan　
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皆さんおはようございます。

本日は業務部のMsanです。

 昨年末のこと。

例年に習い11月から早々に大掃除を始め、順調にノルマをこなし、後一息というときにことは起こりました。これで仕上げだと気分良く、スマホから流れるメロディーに合わせ熱唱しながら掃除機をかける私。曲はギターレッスンで習ったばかりのOfficial髭男dism、Pretender！

 ～君とのラブストーリー♪それは予想通り♪いざ始まれば～♪

乗れる曲だなあ～掃除機も弾むぜ、スイ～、スイ～♪。

すると、トン。何かに当たりました。バタン。何かが倒れたよう。振り向くとそこには、､

グッバイ～♪君の～運命のヒトは僕じゃない～♪辛いけど否めない～♪でも離れ難いのさ～♪

突然の出来事って、頭も心も真っ白になりますね。放心状態のなか、髭男さんの歌だけが妙にリズミカルに流れていました。

ということで、年末最後にやってしまいました。相棒のはちどり、私のハミングバード。今回はスタンドに立てていたのに、８月に次いで二度目の頚部骨折となってしまいました。患部は前回の接合箇所と薄皮1～5枚位横の部分です。さすがにこれだともう修理に出すのは不可能だろう、縁がなかったのか。こんなに呆気なくお別れになってしまうのか。年末最後の不幸に心まで折れそうになりましたが、側で娘が心配そうに顔を覗きこむので、平気なふりでやり過ごしました。

年が明け、早々に私は新しい相棒をGETすべく動き出しました。変り身が早いのが取柄です。寺脇康文から及川光博に乗り換えるかの如くの早業です。だって寂しいんだもん～。
及川さん候補は、永遠の素人用・いわゆる初心者用としてどのサイトでも評判の良いものをピックアップ、その中から選んだのが、前相棒に姿形が良く似たYAMAHAです。無意識に昔好きだったヒトに似ているヒトを選ぶかのようです。
そして及川さんが我が家に到着するやいなや、ワクワクしながら弾いてみると・・なんと弾き心地がしっくりこない（ＴＴ）。私は思わず叫びました。

寺脇さんの方が良かったぞ！

身勝手ですな。馬鹿ですな。
反省しながら、及川さんを前に、やっと決心がつきました。
面倒だけど、自分で直そう！寺脇さんカムバック！！(^O^)

前フリが長くなりましたが、ここからギターの修理話です♪

【解体】

まずは解体。弦を外したら、ペグと呼ばれる部品を外します。

表側からナットを外し、～こんなとき写真のようなボックスレンチがあれば力要らずで便利ですが、なければプライヤ等でも大丈夫。つぎに裏側からネジを外します。

バラけました。ロッドカバーも外して、５分もかかりません。

【調整】

次に断面の調整です。
前回の修理の際に接着箇所が僅かにズレていたのと、折れてから日が経っており木が乾燥してしまった為、思った以上にズレが大きくなっていたのです。このままではピッタリはまりません。変形箇所凸を予めヤスリで削り、凹にはボンドを多めに塗る為に印をつけます。
(作業に必死で写真を忘れる)

【接着】

断面にボンド付けです。
ギターは木製なので定番・赤と黄色の木工用ボンド・・となるところですが、これでは接着が弱いそうで、ギター修理には接着力が強く、硬化後に削ったりしやすいタイトボンドというものを使うそうです。

これを水で薄め、両方の断面に刷毛で隙間なく塗っていきます。
そして圧着！

圧着には均一に圧力をかけるための当て木をし、クランプで挟み込みます。ここで上下がズレ易いので、慎重かつ素早く微調整。またボンドがはみ出してくるので、濡らした布でキレイに拭き取ります。後は完全に乾くまで、2日間放置です。
うまくくっつきますように！

【補強】

一度折れたネックは同じ箇所が折れやすいと言われています。ましてや相棒は二度も折れています。さすがにこれは補強しなければなりません。補強は折れをくっつけた後、ネックの裏側にトリマーで溝を彫り、そこに補強材を埋め込むというもの。人体で想像すると中々怖いです。

さあ、掘ってやる！どこまででも掘ってやる！

鼻息荒く工具も揃え準備万端！だったのですが、補強後にヤスリガケと塗装が必要となり、その工程を詳しく調べていると、今の季節に行うのは不向きだとわかりました。我が家の工房は居間と吹きっさらしのガレージ。これでは何度も重ね塗りが必要なのに塗料が乾かないわな・・。 

ということで修理(補強)を春まで延期し、一旦弦を張り復活させることにしました。表面の塗装の一部が粉々になり剥げていたので、応急的に色もつけています。

うーん、相棒は寺脇さんというよりは、傷跡痛々しく継ぎ接ぎだらけで、フランケンシュタインのようですが、それでも気持ち良い弾き心地は健在です。よかった～♪
春には削って磨いて生まれ変わらせてみせるからね。

ということで、現在は寺脇さんと及川さんが二人仲良く並んでおります。

・・・今のうちにギターハンガーを自作しておこう！

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本日は、備忘録的にブログを使ってしまいました（汗）が、最後までお読み頂き、ありがとうございました。

それでは皆さま、ごきげんよう！

編集長

娘さんを心配させまいと平気なふりを…なんていじらしいんですか！！私の母なら大騒ぎしてますよ。でも切り替えが早いところは似ているかも…ｗ 相棒、、Msanの中では寺脇康文から及川光博なのですね。及川光博からの成宮寛貴でもなく、成宮寛貴からの反町隆史でもないのですね。かくいう私も反町隆史になってからは一度も観たことがありませんｗ 個人的にクセ強めのミッチー時代が好きでしたｗ （←あ、ギターのミッチーもクセツヨなのかも？？ｗ）おっと、話がそれましたねｗ
ただでさえ趣味でギターを嗜むというだけでカッコイイのに、壊しても自分で直しちゃうところがまたカッコイイMsan。素敵です♡♡♡
いろいろな意味で春が待ち遠しいですね！寺脇さん復活のご報告、楽しみにしています～♪

投稿者プロフィール

Msan

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業務部に在籍する、するどい洞察眼の持ち主「Msan」。諸々の不備をズバッと指摘します。過去にレブログ大賞の受賞歴があるので、今後もグッとくる記事があるかも。

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