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201912/2

少年が思い出させてくれたこと

2019年12月2日 B.I 
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

「すいません、ボール取ってください!」

元気な男の子の声が後ろから聞こえた。

振り向くと、少年野球のユニフォームを着た男の子が帽子をとってこちらを見ていた。

目の前にあったボールを拾い、彼に投げ返した。

「ありがとうございます。」

頭を下げ、練習へと戻っていった。

白球を無我夢中に追いかける少年の純粋さにどこか心を打たれたような気がした。

ここはとある野球練習場。

使用料を払えば誰でも利用可能なので、地元の少年野球チームから一般の人まで様々な人が野球に打ち込んでいる。

先日高校の同窓会で集まった時に久しぶりに野球がしたいね、という話になり今日それが実現した。

今使用している練習場はいくつかのグラウンドが横並びになっているため、横のグラウンドでは少年野球チームが練習をしていた。

休憩の時に気になって練習を見ていると、お世辞にもあまり上手な印象は受けなかった。

そんな中、人一倍声を出していて上手だと思ったのが、先ほどボールを返した少年だった。

遠くからコーチの声を聞いていると、どうやら隣接している大きなグラウンドで昼から練習試合が行われるようだった。

ついつい気になった私は、少しだけ試合を見てから帰ろうと思った。

試合前の円陣の中心で声出しをしたり、整列の時に先頭に立っている彼の姿を見て、このチームのキャプテンだと気づいた。

試合は序盤から相手チームが得点を重ね、見ていて少し心苦しくなった。

ある程度見たところで帰ることにした。

その日以降、彼のことや彼のチームのことをふと考えるようになっていた。

後日、友人とランニングやキャッチボールといった軽い運動を練習場を使ってすることにした。

すると、そこにラフな格好でバットを振ったり友達とキャッチボールをする彼の姿があった。

あえて、彼の近くでキャッチボールをすることにした。

こちらが意識したのが伝わったのか、振り向きざまに彼と目が合った。

「僕のこと覚えてる?」

「この前ボールを拾ってくれたお兄ちゃんだよね。」

「ありがとう、覚えててくれて。休みの日に自主練するってえらいね。」

「まだまだ野球下手っぴだから、練習して上手くならないと。」

「よかったらキャッチボールしない?」

「いいよ。」

「投げるよ。」

「よっしゃ。思いっきりこい!」

「いい球投げるね。」

 

 

キャッチボールをしている彼の真剣な目やグローブに投げ込まれるボールから一生懸命練習して上手くなりたいという想いが伝わってきた。

「僕名前は?」

「ハヤト」

「ハヤト君は将来プロ野球選手になりたい?」

「なりたい!」

「お兄ちゃんもハヤト君ぐらいの頃はプロ野球選手になりたいと思って毎日野球してたよ。」

「そうなんだ。お兄ちゃんのチームは強かったの?」

「強かったよ。大会に出たらほとんど優勝してたからね。お兄ちゃんも一応レギュラーだったけど、周りの人が上手い人ばっかりだったからね。その代わり、練習はめちゃくちゃ厳しかったよ。」

「いいなー、ウチのチームは弱いから負けてばっかしなんだ。」

「ハヤトは野球が好き?」

「好きだよ。」

「今のチームメートは好き?」

「好きだよ、みんな仲良いし。」

「人それぞれ野球の上手さは違うから、すぐにチームが強くなるかどうかは難しいけど、ハヤトはキャプテンとしてプレーでもチームを引っ張ってるからすごいと思うよ。お兄ちゃんこの前の試合を見て感心したよ。」

「この前の試合見てたんだ?」

「最初の方だけね。野球はチームスポーツだから、ベンチを含めみんなで声を出して応援するのも大事なんじゃないかな。要するにどんな状況でも気持ちで負けないこと。」

「そうだね。僕キャプテンだもんね。チームを引っ張っていかないと。」

「頑張ってたら絶対良いことあるよ。ちなみに今度試合いつあるの?」

「来週の土曜日に公式戦があるんだ。」

「見に行ってもいい?」

「いいよ。」

「応援してるから頑張って。」

試合当日、公式戦ということもあり、多くの人が観戦に来ていた。

試合前の練習を見ていると、そこにはいつもと変わらずチームを引っ張るハヤトの姿があった。

試合は序盤からお互いが点を取り合う展開となった。

 

 

どうやらチーム力はお互い同じくらいのようだった。

攻撃の時も守備の時もチームみんなで声を出している姿を見て、チームが一つになっている気がした。

試合終盤、1点を追う展開の中チャンスでハヤトに打順が回ってきた。

一打逆転というケースでチームメートや観客の応援がこの日一番の盛り上がりを見せていた。

「ハヤトなら打てる。」

ひたむきに努力する姿を思い返しながら、自然と手に力が入った。

そして次の瞬間、ハヤトが打った打球が外野に高々と上がり、一瞬の静寂に包まれた。

 

 

外野手が懸命にボールを追うと同時に打球が落ちてきた。

「捕られるかもしれない。」

そう思いながら打球を見ていると、ボールは外野手のグラブのわずか先に落ちた。

試合を決める逆転タイムリーだった。

ベース上ではベンチに向かってガッツポーズをするハヤトの姿があった。

「頑張ってたら良いことあったね。」

心の中でつぶやいた。

この回の攻撃が終わり、ベンチに戻ってくるハヤトと目が合い、こちらに向かって笑顔でガッツポーズをするのが見えた。

こちらも反射的にガッツポーズで返した。

チームが勝つ瞬間を見届けてその場を後にした。

夢に向かってひたむきに努力するハヤトの姿や試合に勝つためにチーム一丸となって応援している光景は、どこか自分自身が忘れていたものを思い出させてくれた気がした。

「ありがとうハヤト、逆に色々教えられちゃったね。」

これから何に打ち込もうかな・・・


編集長

え、なんか泣きそう。心のキャッチボール。。。いいお話や~。前にも書いたけど、B.I先生は良きパパになる!!なんか将来B.Iの隣にいるリトルB.Iが想像できるかも…w 
個人的に、野球やサッカーなど、子供に団体競技をさせている親御さんを尊敬しています。チームとなってくると子供同士だけでなく親同士の密な連携が必要だし、役割分担やら当番、、、中には「なんでうちの子を試合に出さないんだ!」などとクレームをつけてくるモンペ(モンスターペアレンツ)もいるそうな。私はそういった事に付き合っていける自身がない。。。協調性ないのかなぁ私…(^_^;) なので密かな願望としては、息子には将来何か始めるとしても「個人競技」のものにしてほしいなって…ww もちろん本人が団体競技やりたがれば出来得る限りの協力はしたいと思っていますけどね!

投稿者プロフィール

B・I
B・I

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新メンバーで業務部の「B・I」こと大島知弥。レベスト男性社員で一番の若手です!数々の資格保持者。

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