2018年6月8日　Msan　
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皆さまおはようございます。 先日およそ5年越しの夢だった、
日本のウイスキーのふるさと「サントリー山崎蒸溜所」の工場見学へ行ってきました。
今日は今年2度目の大人の遠足レポートです。

なんど電話するもいつも一足遅かったり（予約受付開始時刻がお仕事真っ只中）、
建物の改装期間に入たったりで、半ば老後の楽しみまで待たないといけないのか？
と諦めていましたが、幸運にも予約がとれました。
参加したのは工場見学とテイスティングでウイスキーの魅力を体感できる
「山崎蒸留所ツアー」(80分、1,000円)。軽くビールで下準備してからの出陣です。
（ここはハイボールやろ～ ^^;）

山崎蒸留所は大阪からJRまたは阪急電車で30分、(大)山崎駅から徒歩10分、
緑あふれる天王山の麓にあります。
ここは環境省の名水100選に大阪で唯一選ばれた「離宮の水」が今も湧き出す地で、
万葉の歌にも詠まれるほどです。

受付を済ませた後は見学時間までウイスキーの歴史や多彩なウイスキーの原酒を見て過ごします。

貴重な、日本初の本格国産ウイスキー「白札」

貴重な、琥珀色の原酒、圧巻の壁面

貴重な、響17年と原酒たち

先日響17年は白州12年と共に、この6月以降に販売休止されることが発表されました。
数年前より続く原酒不足が原因です。
○年とつくウイスキーには、○年以上樽熟成させた原酒が使用されるのですが、
NHKドラマ「マッサン」の放映以降ウイスキー人気に拍車がかかり、
需要過多となっていました。
大好きだったニッカの宮城峡と余市の○年（エイジ）物のラインナップも全て終売
という凄まじい状況もありましたが、サントリーのウイスキーにも次々と影響が出ています。
ああ悲しい。
将来の需要を見据えての備えが如何に難しいか、、これからもファンなので頑張って欲しいです。

貴重な、・・・一枚 ^^;)

と、ここで工事見学ツアーの時間。参加者には外国の方も多く、
ジャパニーズウイスキーの評価の高さがうかがえます。
それでは見学の中身を少しだけご紹介します。 

仕込み、発酵に続く、蒸溜の工程

奥で金色に輝くのは「ポットスチル」と呼ばれる蒸溜釜、なんとステキなフォルムでしょう。
サントリーではあえて色々な形状のポットスチルを使うことでタイプの異なる原酒を
つくりだしているという、世界的にも珍しい蒸溜所となるそうです。

樽熟成の工程

ひんやりと時が止まったような空間。原酒は樽の中で熟成されます。
樽が何列も並んでいますが、この貯蔵庫に眠るは2000樽。
サントリーでは約100万樽を保有しているそうなので、500分の1がここで静かに
熟成を待っています。私も待っていますよ。

さて、いよいよテイスティングの時間。

ウイスキーは樽の種類はもちろん、飲み方・・・どの位加水するか・・・
によっても、色や香り、味わいが大きく変わる不思議な飲み物です。
このテイスティングでは山崎の２つの原酒、ホワイトオーク樽とワイン樽原酒、
２つの飲み方をソムリエのレクチャーのもと味わいました。
美しい色を見て、折り重なる香りを試し、加水して口に含み、吟味する。
日々原酒をチェックするブレンダー流です。そう、ブレンダー気取りでテイスティングです。
が、結果は残念なことに。五感を総動員して味わうものの、貧困な想像力と味覚と表現力では、
ブレンダーやソムリエのような表現にはならないのです。
私「ほのかな甘い香りとなんとも言えない芳しい余韻」
ソ「イチゴ、さくらんぼの香り、蜂蜜のようななめらかな口当たり、広がりを感じる甘み、
　　甘いバニラやシナモンの心地よい余韻」
いや、美味しいと感じることができれば良いさ。

最後は正しいハイボールの作り方を教えて頂き、楽しい見学プログラムが終了です。

更に色々な原酒やエイジ物を楽しみたい方は、有料テイスティングカウンターがあるので
続きはそちらで楽しめます。

中庭にある初代ポットスチル。
金ピカで光り輝く現役ポットスチルも素敵ですが、
最前線で熱い情熱を燃やし頑張ってきたこのいぶし銀・・いや緑青の佇まいもステキです。
私もこんな風に誇りある歳を重ねたい。 
では、これにて大人の遠足レポート終了です。
みなさま今日も良い一日を！

編集長

Msanは以前からずっと行きたいと言っていましたよね！
やっと願いが叶ったのですね☆彡
確かにソムリエの方の表現って独特というか、、、小難しくて。
「わからんわっ！！！」って言いたくなりますねｗｗ

先日も友人が、知り合いに連れられてワインbarへ行ったらしいのですが…

ソ：「こちらは若々しい少女のような味わいで…」ウンタラカンタラ
ソ：「こちらは貴婦人のような味わいで…」ウンタラカンタラ

その説明に対して、友人はピシャリとこう答えたそうです。

友：「少女も貴婦人も食べたこと無いから味わかりません」とｗｗ

ウィスキーを飲んで楽しむのも良いですが、今はそのウィスキーを長年熟成させてきた
影の主役である『樽』の再利用が注目されてきていますよね。
サントリーでも『樽ものがたり』という名前で商品化し、販売もしています。
今ではウィスキー樽で家を建てる方もいる程！！
私の記憶が確かならば、Msanも樽でできたペン？印鑑？をお持ちでは？？？
あまりお酒に詳しくない私ですが、「かっこいい～～～」と興奮した記憶があります。

お酒や食べ物は時間をかけて『熟成』させたものの方が価値があったりするのに、
人はやれ『劣化した』だのと言われて悲しくなりますよね(T_T)
私も『劣化』と言われないよう、ウィスキーのような『深み』のある人間になれるように、
日々自らを『熟成』させて行きたいと思います！！

投稿者プロフィール

Msan

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業務部に在籍する、するどい洞察眼の持ち主「Msan」。諸々の不備をズバッと指摘します。過去にレブログ大賞の受賞歴があるので、今後もグッとくる記事があるかも。

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