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20217/1

ここにいる理由

2021年 7月 1日   B・I
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

青木京介・・・ライフロボティクス勤務、

プロジェクトリーダーを任せられる

新井俊哉・・・ライフロボティクス勤務、 

入社3年目で青木を支える後輩

一ノ瀬希・・・青木の恋人

進藤誠也・・・㈱一橋テクノロジー ロボット事業部 勤務、希の元彼

神村悠太・・・ライフロボティクス創業者、代表取締役社長

岸田雅史・・・東亜鍛工、代表取締役社長

清水悠馬・・・東亜鍛工、副社長

 

エピソード4(最終章)

「ここにいる理由」

 

新たな部品供給先を見つけるため、

青木と神村は東亜鍛工を訪れていた。

青木はプロジェクトリーダーとして、

ロボットに人生を捧げてきたものとして口を開いた。

「私たちは介護や建設の現場で働く人々が

普段どのようなことで悩んでいるのかを知るため、

何度も足を運びその声を聞いてきました。

その中で印象的だったのが、

自分の仕事に対して責任感を持って

取り組んでいる人が多いということ、

その一方で心身の疲労を抱えながら

仕事をせざるを得ない環境だということです。

業種的にも離職率が高く、

経験がものをいう世界で年齢を重ねた人が

早々にリタイアすることも珍しくありません。

私たちの作るロボットが働く人の負担を減らし、

少しでも長く働ける環境づくりに貢献することは

社会的にすごく意義のあることだと考えています。」

その話を岸田と清水はうなずきながら聞いていた。

続けざまに神村が話し始めた。

「今回のプロジェクトは弊社のロボット事業を

今後加速させていくための

試金石ともいえる重要なものだと考えています。

今、青木の話にあったとおり、

私たちの見据える先には少子高齢化といった

日本の抱える社会問題の解決に貢献したいという思いがあります。

お客様により長く喜んで頂ける商品を届けるためにも

ぜひお力を貸して頂けないでしょうか?」

「今回のプロジェクトに対する思いはすごく伝わってきました。

清水と少しだけ別室で話をしたいのでお待ちいただけますか?」

そう言って、岸田と清水は部屋を後にした。

「私たちの思いは伝わりましたかね?」

心配そうな声で青木は神村に話しかけた。

「大丈夫、きっと伝わってるよ。

それにしてもあれだけのことをすらすらと話すから

横で聞いててこっちが感動したわ。」

「僕がロボット好きだって再認識して頂けました?」

「四六時中ロボットのことばっかり

考えてる変な人っていうのは聞いてるけど。」

「誰ですかそんなこと言ったの。」

そう言いながら新井の顔が浮かんだ。

そんなことを話しているとドアが開き、

岸田と清水が入ってきた。

「すいません、お待たせしてしまって。」

椅子に座ると、岸田がこちらをまっすぐ見つめ、

「話し合いの結果、

ぜひ弊社でお手伝いをさせて頂きたいと思っております。

ただ、具体的な部品の中身や金額、

スケジュールについては次回の打ち合わせで

しっかりと決めておきたいというのがこちらからのお願いです。」

「ありがとうございます。ご協力に感謝申し上げます。

次回の打ち合わせで詳細な資料をお渡しすることを約束します。」

「ぜひ、一緒になって世の中の困っている人を助けていきましょう。」

打ち合わせの帰り道、私が安堵の表情を浮かべていると、

「お疲れ様。なんとか乗り切れそうだね。」

「そうですね。前進したという意味では一安心ですけど、

最後まで気を抜かず頑張ろうと思います。」

「今まで隠してたわけじゃないけど、

一つ伝えたいことがあってね。

奥田機工から部品供給が見込めなくなったことを

教えてくれた日のこと覚えてる?」

「もちろんですよ。どうしようかと必死に解決法を探していたので。」

「実は部品供給先については

一社お願いできそうなところがあったんだ。

ゼロから新しいところにお願いするよりも

その会社にお願いしたほうが可能性は高いと思ったけど、

東亜鍛工という名前を出してくれたし、

これまでの頑張りを見てきて

この困難な状況を任せてみようと思ったんだ。

たとえそれが逃げ出したくなるような状況でも、

それを乗り越えたときの達成感や経験は

その人が成長する糧となるからね。

そういう出来事の方が記憶にもよく残ってるし、

後から振り返ってみてもいい思い出としてきっと笑える日が来るよ。」

「でも、本当に大変だったんですよ。

せめて候補はあるよって言ってもらうだけでも少しは気が楽になりましたよ。」

「まあまあ・・・」

その後、打ち合わせも無事進み、部品の供給スケジュールも決まった。

一息ついて慌ただしかったここ数日を振り返ると、

そもそも会社を紹介してくれた進藤に連絡をしていないことに気付いた。

ちゃんとお礼を言わないと。

「はい、進藤です。」

「もしもし、青木です。今大丈夫でしたか?」

「大丈夫だよ、どうした。」

「この前教えて頂いた東亜鍛工の件なんですけど、

無事契約に結び付いたので、そのお礼でお電話をしました。」

「おー本当か。正直難しいんじゃないかと思ってたけど、

さすがだね。うちも見習わないといけないね。」

新商品発表会前日、社内は各チームごとに最後の打ち合わせを行っていた。

明日は一年で最も大事なイベントといっても過言ではなく、

会場を貸し切り、

決められた時間の中で各チームが新商品を次々と紹介していく流れとなっている。

会社の知名度も年々上がり、多くの関係者が訪れ、

さらにはその様子がライブ配信され、誰でも無料で視聴できるため、

イベント後の問い合わせや反響は毎年想像を超えてくる。

ようやくこの商品を多くの人にお披露目できるというワクワク感と、

世間はどういう反応をするのかという不安が入り混じっていた。

万全の体調で臨むため早めに布団に入り寝ようとしたが、

なかなか寝付けず長い夜を過ごした。

日の出とともに目が覚めた。

いつものように朝ご飯を食べていると、

「表情固いね。もしかして緊張してる?」

冗談っぽく希に言われた。

「そりゃ緊張してるよ。」

「失敗するかもしれないという不安な気持ちが緊張に繋がるらしいよ。

やっとこの日が来たっていう前向きな気持ちでいれば

少しは気が楽になるんじゃない。

そもそも今回のイベントがダメだったからといって

人生が終わるわけでもないし。」

「それもそうだね。」

希は常に楽観的に物事を考えていて、

自分とは違う部分にどこか羨ましさを感じていた。

考え方ひとつで人生って変わるかもしれないと思った瞬間だった。

会場に一足先についた青木は映像や原稿のチェックをしていた。

徐々に関係者が来場し、

人が増えてくるとそれに伴い緊張感も増していった。

定刻となりイベントが始まった。

プレゼンテーション、質疑応答の順番で前の組が一組、

また一組と終わり気づけば自分の出番を迎えていた。

ステージに上がると自分自身が思ったほど緊張していないことに気付いた。

周りの様子を見る余裕もあるくらいだ。

プレゼンテーションをしていると、

ある光景が目に飛び込んできた。

東亜鍛工の岸田と清水が後ろの方で見学に来ていた。

そして、そこから少し離れた場所に進藤の姿があった。

今、自分がこの場に立てていることに改めて感謝しながら

プレゼンテーションをやりきった。

休憩時間に岸田と清水はわざわざ声を掛けに来てくれた。

青木は進藤を探したが、その姿は見つけられなかった。

イベント終了後、会社に電話を掛けると、

さっそくお試しで使ってみたいと全国から問い合わせが入っていた。

ようやく夢への階段を一歩登った気がした。

数年後・・・

「パパ、ロケットもうすぐ発射するよ。」

一人の子供がテレビの前で

その時を今か今かと目を輝かせて待っていた。

「もうそんな時間か。すぐ行くからちょっと待ってて。」

風呂掃除をしていた青木は我が子と一緒に

ロケットの打ち上げを見ると約束していた。

「3、2、1・・・」

一緒にカウントダウンする姿は何とも愛らしい。

打ち上げは成功し、ロケットは瞬く間に空の彼方へ消えていった。

我が子はその姿をじっと目に焼き付けていた。

「パパ、ロケットの部品作ってるんでしょ。」

「そうだよ。作ってるよ。」

「今のロケットにはパパが作った部品使われてないの?」

「残念だけど使われてないんだ。

でも、いつかみんながこうやって見ている

ロケットに使われることがパパの夢だよ。」

「その時はまた一緒に見ようね。」

「分かった。約束する。」

「パパ、ちょっと手伝って。」

希が助けを求めている。

「今、行く。」

結婚して気が付けば、希の尻に敷かれていた。

何かきっかけがあったわけではないが、

自然にこうなるものなんだと自分に言い聞かせた。

働く環境も大きく変わった。

「自分自身が手掛けたロボットで世の中の困っている人を助けたい」

という思いで仕事に取り組んできたが、

新たに「これまで経験してきたことを活かして、

夢や希望を与えるようなもっと大きなことにチャレンジしたい」

という思いが芽生えていた。

「人生一度きりなんだから、

やらない後悔よりやって後悔した方が納得するでしょ。」

希に相談したときもそう言って背中を押してくれた。

 

「行ってきます。」

「パパ、お仕事行ってらっしゃい。」

「いい子にしてるんだよ。」

「うん。」

向かった先は、とあるオフィスビルの5階。

「社長、おはようございます。」

去年入社した期待のエンジニアがすれ違いざまに青木に言った。

青木は共同代表の一人として会社を起業していた。

もう一人の共同代表は商談で昨日から出張中だ。

朝ウェブミーティングをすることになっていたので、

画面を繋いだ。

「進藤さんおはようございます。」

「おはようございます。」

「昨日の商談はどうでしたか?」

「先方の反応は良かったので、

次回に繋がるいい打ち合わせになったと思います。」

同じ志を持つ者として、青木が進藤を誘っていた。

過去のことを引きずっていても何も変わらない。

どんなに高い壁が待ち受けていようと、

未来を見据えて行動することが自分の居場所を見つけることに繋がる。

自分の好きなことを仕事にできている状況は本当に幸運だと思う。

でもそれ以上に今している仕事に興味を持ち、

好きになる努力をすることの方が大事なのではないだろうか。

エピソード4(最終章)「ここにいる理由」


 編集戦隊   レベストジャー

レベストジャー・レッド

B・Iさん

とうとう完結しましたね!

ハッピーエンドでの終了でしたか!

レッドは待機していたんですが・・・。

ちなみにロケットの操縦はレッドですけどね・・・。

なんてスピンオフに期待しつつ

次回はどんな作品が・・・。

期待しておりますよ!

夏になるのでホラー・サスペンス的な・・。

きゃ~~~!!!

時代劇タッチのホラ~でも良いかも・・・。

勝手なこと言っておりますがB・Iさんの次回作

期待しましょう!!

シツコイようですがレベストジャーメンバーは

いつでも取材オッケーですので∠( ゚д゚)/

編集戦隊レベストジャー

投稿者プロフィール

B・I
B・I

* * * * *

新メンバーで業務部の「B・I」こと大島知弥。月初のブログ当番。彼が書く文章は実話に基づきながらもどこか小説風。しゃちょーから月初当番を任されるのには頷けます。資格試験の猛勉強も継続中!

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    • Deco
    • 2021年 7月 01日

    B.I.さん♪

    とても前向きになれるストーリーで読み応えのあるもの物語でした!

    私たちの仕事とは業種がまったく違いますが、働くモチベーションとしては同じで、挑戦する気持ちを忘れず、いつも数年後の幸せを想像しながら…今日も頑張ろう♪と思いました(。•̀ᴗ-)✧

    • 寺ママ(・∀・)
    • 2021年 7月 01日

    青木く〜ん!
    かっこよすぎやわ〜。
    コレを読んだ人は
    「自分ももっと仕事に真摯に向き合おう」
    って思うかな?
    「自分は無理」「自分には関係ない」
    って思うかな?
    前者でありたいですよね。
    にしても、青木くんかっこよ過ぎる。

    • @うちぞの
    • 2021年 7月 01日

    B.1 来た~!
    芥川賞か?それとも直木賞?!
    とにかく初の小説
    完成おめでとうございます\(^o^)/
    青木くん、いいわぁ
    誠実で、とても前向き、仕事もできる!
    まわりを見渡してみると・・・・
    いるじゃ~ん、ちゃんとモデルが!
    そう、B.Iさん あなたがモデルですよね。
    これからも、どんどん小説書き続けてほしいなぁ!
    楽しみにするひと、大勢いると思うよ。
    いやぁ~、楽しかったわ!
    ありがとう(^^)

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