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maouの酒場放浪記3
2019年1月24日 maou
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maouが、酒場という聖地へ、酒を求め、肴を求めさまよう。。。
みなさま、こんばんは、maouでごじゃるよ。
大阪の中心部にある繁華街、「心斎橋」界隈では、
通りにいろいろな名前がつけられているのでごじゃります。
心斎橋のちょうど真ん中、車通りが多い「ヨーロッパ通り」。
ミナミの観音さんと呼ばれる「三津寺」がある「三津寺筋(みってらすじ)」。
そして、今回お邪魔するのが、長堀橋筋からすぐ南側にある通り、
「鰻谷北通り(川柳通り)」でごじゃります。
「鰻谷」の名前の由来には諸説ごじゃりまして、
上方落語の題材にもなってごじゃります。
かつて水運の大動脈であった長堀川には、
「心斎橋」が架かっていたのでごじゃりました。
その後、川底の形状そのままに道路になり、
「心斎橋」はそのまま陸橋となりました。
あたしの子供の頃は陸橋であったはずでごじゃります。
やがてその道路は埋め立てられて地上に上げられます。
地下には「クリスタ長堀」というショッピングモールができ、
現在の姿になったのでごじゃります。
「心斎橋」は橋の姿を無くしてしまい、今は普通の交差点。
時代に移ろう「長堀川」と「心斎橋」にあって、
それと同じように時代とともに姿を変えた「鰻谷」の商店街。
この川柳を読みながら歩くにつれ、
変わり行く町の中にあってなお、
変わらない人々の息づかいを感じるのでごじゃります。
さて、堺筋からぼちぼちと川柳を読みながら歩いてくると、
今日の目的地に着いてしまったのでごじゃります。
上の川柳の奥に見えているのがそのお店。
「まえだ家」さん。
このあたりも地下に降りていくお店が案外多いのでごじゃります。
「まえだ家」さんと言えば、なんと言っても「お魚」。
お造り盛りが、もうすごいの。
お魚はもちろん新鮮なのだけれど、
カウンターに座るとそのお魚を
炙っているのが見られるのでごじゃります。
その香りがたまらない。それだけで呑めちゃう。
真ん中の「いくら」は自家製。
漬け込む醤油もおそらくこだわり(聞いてない)。
味付けが絶妙でこのいくらを食べに来るだけでも価値がある。
エビは炙り。
カキはスモーク。
ぜんぶこの造り盛り1皿に乗っちゃう。
豪華すぎる!
お店に申し訳ないけれどこれだけで満足してしまう。
それはいけないので、日本酒の出番でごじゃりますな。
お造り盛りの後ろにそびえ立つ2本。
「びびび。」「うとうと。」
これらは小豆島の唯一の日本酒蔵
「森國酒造」の銘柄でごじゃります。
純米の「うとうと。」は非常にうまみが強く日本酒独特の芳香が後を引く、
「びびび。」は本醸造でうまみを残しながらすっきり仕上げ、お燗にしても良いはず。
続いて、「天吹 バハムート」
九州の米所、佐賀県にある甘吹酒造の大吟醸。
バナナを思わせる香りが高く、
大吟醸ならではの濃厚な甘みも感じられます。
そして、
『しぼりたての酒は“出発点”』
敢えてこだわりの熟成酒を提供される京丹後の「木下酒造」。
そちらの古酒「TimeMachine1712」。
冷蔵をせず、常温の気温変化のままお酒を熟成させることができるのは、
酒自身が「強い」から。だから痛むことなく熟成できる。
味わいはもはやデザートワイン。その和風テイストと言ったところ。
米蜜を舐めるような強い甘みとアルコールの刺激が同時に舌に乗る。
時間を経て成長した熟成酒だからこそ感じられる味は、
贅沢品の証拠でごじゃります。
では、そろそろ〆は、
卵かけごはん。
たまごかけごはん?
たまごかけごはん!!
卵かかってるーーーーー!ギリセーフ!!!セーフ!!!
「たまごかけごはん」。間違いなし。
理解の良い子は得をするのでごじゃります。
今夜もたくさんいただきました。。。
「鰻谷」だけに鰻の寝床のような隠れ家的なお店が
近辺にもたくさんごじゃります。
まだまだ底が知れないこのエリア。
夜が更けてもまだパトロールが必要なのでごじゃります。
では、また。。。
【紅玉や お内儀の業 試し酒】
そう言えば、長らく鰻を食べてない。。。
呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん
酒場放浪記。第三弾でごじゃるよ。
唐突に不定期に現れるのでごじゃります。
このお店を訪ねましたのは昨年10月の終わり頃。
寒くなった今とは魚の旬が異なるのでごじゃる。
なぜその時期の話を今頃って?
ネタを貯めていたからでごじゃるよw
旬な料理を扱うお店は行く度に
違うお店を訪れたかのように楽しめるのでごじゃる。
寒い季節のうちにまた行かねばね。
投稿者プロフィール
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maouでごじゃるよ。呼ばれなくても勝手に唐突に飛び出てくるのでごじゃります。酒場詩人に憧れ、酒場俳人を気取ったつもりが酒場廃人になりそうでごじゃる。
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コメント
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mao〜u!!!
またミナミ行ったのかい?
キタには来ないのかい?
びびび。とは問題るるる。のような
さぞ美味なんだろうね。
早く連れてっておくれよ〜。
kanchanごきげんよう
ミナミの夜は深いのでごじゃります
キタも近いうちに散策したいので
一緒に酒場廃人か灰燼か怪人になるのも一興でごじゃりますな