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ツキのジーパン
2019年10月25日 ツキ
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皆さんおはようございます。
本日は業務部のツキが担当いたします。
皆さん、いつも何でもない顔をしてジーパンを穿かれていると思います。
また、ジーパンもジーパンで、自分たちは生活の一部であることに特に疑問を持たず、青い顔をしていつも人間たちに穿かれていると思います。
でも、ジーパンは穿くにつれて育っていくこと・・・皆さんはご存知でしょうか??
今日はジーパン好きのあなた、これから素敵なジーパンに出会うあなたも必見、私がひそかに楽しんでいる、育成中のジーパンたちを皆さんに紹介したいと思います!
では1本目。
ジョンブルのジーパン!
ジョンブル(Johnbull)は、日本の(今や世界的)デニムの産地である岡山のジーンズメーカーです。
こちらは7~8年前に新品(全くの濃紺の状態)で購入し、私が初めて育てたジーパンなので、かなり愛着があります。
こちらのジーパンの育て上げ具合を皆さんに紹介しながら、ジーパンを見る時のポイントや用語を説明していきたいと思います。
まず見ていただくポイントは前側のヒゲ。
【用語:ヒゲ】しゃがんだ時とか、座った時にできるしわのアタリ
【用語:アタリ】生地がこすれて白くアトが残った部分
毎日自転車で通勤をしていた頃に、よくこのジーパンを穿いていたので、その頃の思い出がこのヒゲに凝縮されています!
次のポイントは、内側(内股)のパッカリングです。
【用語:パッカリング】縫い縮みでできるアタリ
パッカりとパッカリングができていますね。また、裾上げをしてもらったとき、チェーンステッチという手法で仕上げてもらったので、裾のうねうねも良い感じでうれしいです。あと、縦落ちもしっかり出てくれています。
【用語:縦落ち】縦方向にできる線状の色落ち
前側の最後。耳のアタリ。
【用語:耳】生地の端のこと
昔は幅の狭いデニムしか織ることができなかったので、生地をいっぱいいっぱい使うために、生地の端まで使っていたため、ジーパンの脇に耳を使っていたそうです。
この耳のアタリは、耳付きデニムだからこそ出来るものですね。
では、後ろ側です。
後ろの見ていただくポイントは、ひざ裏のハチの巣と呼ばれる色落ちです。
【用語:ハチの巣】膝を曲げた時にできる色落ち
あと、後ろの腰にある茶色っぽいの。皮パッチ。
【用語:パッチ】ジーパンのサイズやメーカ名などが記載されているもの
こちらの皮パッチ、購入当初は茶色の皮でしたが、今ではカピカピになりひび割れています。繰り返し洗濯をしているからだと思います。
あとこちらのジーパン、何度か修理をしているんです。その部分も紹介します。
ポケットの先が破けてきたのと、膝の内側部分がこすれて破れてしまったので、修理をしています。こうして修理しながら長く穿けるのも、ジーパンの魅力ですね。
あと、修理をしてもらいに心斎橋のジョンブルに伺ったとき、お店の方に「この子」の色落ち具合を褒められたのが、実はめちゃくちゃうれしかったです!
ということで、ジョンブルのジーパンの紹介でした。
いかがでしょうか。いろいろ専門用語的なものがありますが、そんなに難しくないですよね?
では次の1本はこちら。
フルカウントのジーパン。
フルカウント(FULLCOUNT)は、大阪にあるジーンズメーカーです。いわゆる、レプリカデニムブランドで、リーバイスのヴィンテージの生地を再現しています。
こちらのジーパンの特筆すべきポイントは、ヴィンテージデニムの特徴である、ねじれです。
ヴィンテージデニムの右側のねじれが再現されています。なぜ右側にねじれるかというと、糸の撚り(より)の方向と生地の織り方でこんな感じになるそうです。
このジーパン、購入当初、自己最高に痩せていた時期なのかウエスト細すぎで、今ではかなりきついジーパンです。なので、まだまだ穿き足りていないのですが、最近やっとうっすらヒゲが出てきました。これからも自分のウエストの様子を見ながら穿いて育てたいと思っているジーパンです。
最後の1本。リーバイス(Levi’s)のジーパン。
ポストヴィンテージと呼ばれる、赤耳が終わった時期のMade in USA(80’s代)のものです。
デッドストック(未使用のまま倉庫に残っていた在庫)で購入したので、リジッド(糊付き)のままで、最初は生地がめちゃくちゃ硬かったのですが、穿き込んで今はここまで色は落としました。ですが、あくまでヴィンテージではないので、色落ちは全体的にのっぺりしています。また、こちらはメンズサイズを穿いているので、もし、もっと体にフィットしたものだったら、よりきれいに色落ちていたんだろうなと思います。(体にフィットしたジーパンの方がしわとかができやすいです)
ちなみに紹介した3本のジーパンの前開き部分はボタンフライという仕様になっています。
ボタンフライはジッパーより丈夫で、穿いた時に見えるボタン部分の色落ちが、グシュッとしていて、カッコ良く見えます。そして3本とも、ストレッチではない生地です。ストレッチが無い生地だと、くっきりとアタリがでて良い感じになります★でもストレッチジーンズも穿きやすくて楽ちんなので、どちらが良いとは言えないですけどね。
最後におまけとして、デニムジャケットも紹介します。
こちらはウエス(UES)という、東京のレプリカデニムブランドです。
今年の1月に買ったばかりなので、アタリとか色落ちはまだまだですが、こちらも良い感じに育てていきたいと思います。こちらもヴィンテージの生地を再現しているので、ヴィンテージ生地特有の洗うたびに毛羽立ってくる状態に若干もうなっていますね。
あと、この胸ポケットの縫い目もポイントです。
この三角「△」のステッチもヴィンテージを踏襲しています!
このウエスのデニムジャケット。やっと納得できるデニムジャケットに出会えたので、これからの時期、ヘビロテで沢山着ていきたいと思います!
ということで、ジーパンの色んな表情、皆さんも楽しんでいただけたでしょうか。
ジーパンは難しく穿かなくても、日常的に穿いているとそれぞれ個性的な風合いが出てきますよね。まさに育てがいのある日用品です。
皆さんもお持ちのジーパンを観察してみると、意外と良い感じのアタリがあるかもしれませんね!
おぉ~!ジーパン好き♡ヴィンテージ好き♡な私としては心躍るブログですね♪ 私はうんちく的なものはそんなに気にしないのですが、デニムショップや古着屋に行くと、これまたデニム好きな旦那氏があーだこーだと語ってきますので軽くスルーしております。私は以前からLevi’sのヴィンテージで「これだ!!!」という運命の出会いを求めているのですが未だ出会えず、、、。古着も見ますがやっぱりアタリの位置が微妙に自分の体型とズレるので、試着してみるとガッカリする事、よくあります(;;)あと、裾上げ必須なチビなので、ヴィンテージ加工のデニムを買ってもせっかくの裾のウネウネの色落ち部分(←個人的にここが好き)が無くなってしまうのがツライ所。。。やっぱり育ててみようかなぁ~♪
あと、年代もののデッドストックに出会えたらものすごく嬉しいです!誰にも汚されず大昔の空気をそのままに纏っているような、そんな空気に私も触れられているような、、、なんともワクワクした気持ちにさせてくれます♪ 1920年代のフランスのお肉屋さんのエプロンに出会えたのが今年で一番素敵な出会いでした~(^v^)
投稿者プロフィール

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業務部の頑張り屋「ツキ」。英会話にハマり中。いつか海外に住みたいのかな。ほんわかした雰囲気は彼女の持ち味です。
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