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コンパクトシティ先進都市
2019年4月23日 図書委員
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みなさん、おはようございます。
本日は営業部の田渕が担当いたします。
今年の春は、富山市に行きました。松川べりの桜並木と富岩運河沿いの桜が目的です。
ご存知のかたも多いと思いますが、富山市は、2007年、人口減少と高齢化社会に対応するため、コンパクトシティ宣言をしました。富山駅の南側には路面電車ライトレールが、北側にはポートラムが通ります。公共交通を活性化し、その周辺に住宅区域・商業区域を集めることで、買い物難民対策や、中心市街地の活性化を図ったのです。平成24年には、OECDがコンパクトシティ先進都市として報告書に記載したそうです。さらに平成26年には、エネルギー効率改善都市にも選ばれています。
さて、夜行バスから降りて朝食後、早速、富山城のお堀でもある松川の遊覧船でお花見です。その後、川沿いの彫刻作品を見て歩き、市役所の展望タワーから市内の景観を楽しみました。
次は、環水公園に行きました。別名キャナル・パークとも呼ばれるこの公園は、2013年10月には、第29回都市公園コンクールにて最高賞である、国土交通大臣賞(設計部門・大規模)を受賞しています。また、この公園内にあるスターバックスは世界で一番美しい店舗として選ばれています。さらに富岩運河関連施設として日本の歴史公園100にも選定されています。観光ツアーに含まれることは、ほとんど無いと思うのですが、とても居心地の良い公園です。晴れた日には立山連峰も見えるのです。
そして、この公園の近くに富山県立美術館もあります。この美術館はとても充実した作品を多数常設展示しており、企画展もおもしろいです。屋上の「おのまとぺの広場」は子どもたちの遊び場になっています。
そして、この公園から富山湾につながる富岩運河には観光船が運行されています。現在も多くの桜があるのですが、植林が続けられており、桜並木が延長されるとのことです。
日本では、人口減少により税収も減少している市町村がたくさんあります。このままでは、水道・下水道などのインフラの整備や更新、公共交通網の維持などのコストに耐えられません。そこで、富山市はいち早くコンパクトシティ政策をとりいれ成功してきました。今、日本の多くの市町村で立地適正化計画が策定され、富山市の真似を始めています。しかし、なかなか成功していないように見えます。単なる機能性だけではなくデザインや観光客目線での、発展的で魅力的な計画であることが成功の秘訣かもしれません。
キャナル・パークの写真の橋の奥に見えているのが立山連峰ですか?!雲にけぶる姿がなんだか絵画のようで美しいですねぇ。。おのまとぺの広場で遊ぶ子供たちの躍動感あふれる写真も好きです^^(特に右上の女の子!ww)『FUWA-FUWA』というネーミングからして、きっとふわっとした感触なんでしょうね♪
図書委員さんの紹介されているだけでも富山には数々の名所があるのですね!!
富山は「とやまブランド推進本部」を設置し、富山ならではの商品やサービスを全国ブランド化する等の取り組みもされていましたよね。ブランド戦略に長けている富山から、少しでも多くのアイデアを取り入れていきたいですよね!!
投稿者プロフィール

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連休には必ず旅行する「図書委員」こと田渕聡子。本社休憩室の全ての蔵書は自宅に保管できず溢れ出たもの。本も棚もまだまだ増える予定・・・。
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コメント
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つい先日、金沢大の友人から話を聞いて
私が知っている富山とは今はまったく別物になっている
そう伺いました
郊外への拡大を制限することが
効率の良い街の発展へつながる
ただ大きくなるのが良いのではなく
住む人にあった成長が必要だと言うことですね
いつもの芸術祭シリーズではありませんでしたが
地域振興の一つの答え(試行)として
大変興味深いものでした