2025年     8月　 22日　　 　ふ～りん

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こんにちは。ふ～りんです。

私が住んでいる京都市もそうなのですが、

特に大阪市は万博の効果もありここ数年の間に

ちょっと考えられないくらい

外国人旅行者が増え続けています。

さすがにここまで外国人旅行者が増えてくると

今までは気づいていなかった私たち日本人にはわからない

いろんな習慣や感覚の違いの存在がはっきりと

意識されるようになった気がします。

これからは外国人に対して無関心であったり

ちょっと離れて傍観したりではなく

まっすぐに向き合ったコミュニケーションの取り方が

とても大事になるだろうなと感じています。

でもそこに至るには言葉の壁があります。

ここでは外国人とのコミュニケーションのために

語学を勉強しましょうなどという話ではなく、

私たちの先祖がそれこそ言葉の壁を超えて

見ず知らずの外国の人々と

心のこもった交流をした有名な事績があるので

それを紹介します。

 

沈没したエルトゥールル号

エルトゥールル号は和歌山県沖で沈没したトルコの船です。

明治23年(1890年)、

オスマントルコの軍艦エルトゥールル号が

日本にやって来ました。

親善使節団が明治天皇に謁見するためでした。

その帰路、台風に遭って、

エルトゥールル号は和歌山県串本町沖の大島の近くで

座礁して沈没してしまいました。

乗組員609人のうち助かったのは、69人でした。

大島の村民達が荒れる海に飛び込み命がけで助けたのです。

そして、自分達の着物や食べ物をすべて与えました。

非常食も出しました。

なかには

「食べ物も着るものも全部あげてしまって、この先どうしよう」

と言った村人もいましたが、

村長が

「おてんとうさまがどうにかしてくださる。心配するな」

と言ったそうです。

その後、日本中から義援金が集まり、

乗組員の遺族に送られました。

数カ月後には明治天皇のはからいで、

最新鋭の軍艦で生存者達はイスタンブールに送り届けられました。

 

この話から百年後にイラン・イラク戦争が起こりました。

当時、日本人もたくさんイランに滞在していました。

そして、ある日突然、

当時のイラク大統領、サダム・フセインが、

「今から48時間後に、イランの上空を飛ぶすべての飛行機を撃ち落とす」

と宣言しました。

命からがら外国人はみんな自国の特別機で脱出しました。

しかし、日本人は逃げることができませんでした。

当時の日本政府は素早い対応ができず、

救援機を出せなかったのです。

その結果、215人の日本人が

テヘランの空港で孤立してしまいました。

残された日本人は

「もう自分達は戦争に巻き込まれてしまう」

と絶望の中にいました。

その時にトルコ航空の飛行機が２機飛んできました。

トルコの人が乗るのかと思っていたら、

「日本人は全員乗ってくれ」と言うのです。

その時助けられた日本人はなぜ助けられたのかわかりませんでした。

無事に帰ってきて、ようやくわかりました。

エルトゥールル号の恩返しだったのです。

トルコの人達は小学生の頃から

エルトゥールル号の話を聞いて知っているそうです。

当時のトルコ首相だったオザル首相が

「百年前の恩を返す時は今だ」と、

日本人のために飛行機を２機飛ばしたのです。

また、こんな話もあります。

その時、オザル首相は

「まず日本人を全員乗せて、乗れなかったトルコ人は陸路で帰ってくるように」

という指示を出しました。

それでもトルコ人から文句は出なかったそうです。

飛行機はサダム・フセインの言う

タイムリミットまでぎりぎりでした。

後にトルコ人のパイロットがインタビューに

「怖くなかったですか？」と聞かれ、

「それは怖かったですよ。でも、日本人のためなら何度でも飛びますよ」

と答えていたそうです。

胸を打たれる話です。

エルトゥールル号の話は2015年に

『海難１８９０』という映画になりました。

国民と国民の間の友情や信頼関係を育むのは言葉ではない。

その国の人を尊重する気持ち真心でありそれに伴う行動である。

そこには言葉の壁はない。

明治23年の串本町大島の村民と

エルトゥールル号の話はそのことを教えてくれます。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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レベストジャー・イエロー

ふ～りんさん

有名な話ですよね。

友人がトルコを訪れたときに

ちょっと困ったことになったときに

トルコの警察の方が、本当に親切ですごかったと

はじめは、なんか騙されているのかもみたいな

錯覚を持ってしまうくらい親切だったそうです。

ふーりんさんが最後に書かれているように

信頼関係を生むのは言葉ではない！

その国の人を尊重する気持ち真心でありそれに伴う行動である。

私もそう思います。

決して外国の方に限らず日本人同士もおなじですよね(*´∀｀*)

編集戦隊レベストジャー！！ ！！！