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ツキの烏丸御池
2025年 4月 9日 ツキ
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
先日、夫の付き添いで京都市内へ二人でお出かけしました。
運転は私。
助手席で座っている夫に
「いい加減、道を覚えなさい」と小言を言われ、
のらりくらりと返事をしながら、
なんとかゼスト御池の地下駐車場に車を止めました。
地上に出て歩きだし、
二人の会話は
「大阪人と京都人の話し方の違い」になりました。
このタイプの話題になると、
私たち、話が尽きません。
この先
「大阪と京都の違い」で10年は語り合えると思います。
9時45分。そうこうしている間に夫の目的地に到着。
夫は自分の用事のため私を置いて
朝の京都のまちへ姿を消しました。
さて、夫の用事が終わるまで約1時間半、
私は一人だけの自由時間を手に入れました。
『何をして過ごそうか』
天気は小雨ですが傘は持ってきていません。
夫と合流した後は二人でランチの予定のため、
遅めの朝ごはんを食べることはできません。
コーヒーショップで読書をするか。
ゼスト御池で買い物をするか。
近くにある漫画ミュージアムに行くか。
せっかくの一人時間をいかに過ごすか。。。
グーグルマップで現在地を確認すると目に入ったのは
「京都文化博物館」
この日に開催していたのは
「カナレットとヴェネツィアの輝き」でした。
カナレット。
不勉強ながら私はこの画家を存じ上げませんでしたが、
躊躇なく、京都文化博物館で一人時間を過ごすことにしました。
こういった行き当たりばったりな計画を、
逆に楽しんでしまうのは、
私だけではないはずです。
少し緊張しながら慣れない博物館へ。
博物館や美術館の相場をまったく知らず、
チケット代が1800円であるとわかった私は、
入り口で少したじろいでしまいましたが、
ここまできたのだから後には引けない。
と、代金を支払いました。
展示されているフロアに到着すると
「音声ガイドのご利用はこちらです」という声が聞こえました。
『今日は一人時間を満喫する』と決めていたので、
追加650円も支払い、
人生で初めての音声ガイドを利用しながらの美術鑑賞となりました。
音声ガイドのナビゲーターは浪川大輔さん。
(あとで知りましたが、超有名な声優さんでした)
絵画を鑑賞する方法をまったく知らない私は
浪川さんのお声にガイドされながら
カナレットが描く様々なヴェネツィアの風景を巡りました。
カナレットの絵画は、
風景画(イタリア語でヴェドゥータ)が主です。
ヴェネツィアを舞台に18世紀の
人々の生活や文化が風景と共に描かています。
上の絵は「昇天祭、モーロ海岸に戻るブチントーロ」です。
昇天祭とは、
ヴェネツィアが海と結婚したことを記念するお祭りだそうです。
建物や船が緻密に描かれていますよね。
私が特に素敵だなと思ったヴェドゥータは、
今回の特別展のチラシにも載っている
「カナル・グランデのレガッタ」です。
「カナル・グランデ」とはヴェネツィアを代表する運河。
「レガッタ」とは、ボートレースを指します。
レース中の小さなボートの周りで、
絢爛豪華な船から見物する観客や、
川辺の建物から幕を掲げている人々たちの
歓声がヴェドゥータから聞こえてくるようです。
(こんな素敵なチラシ、折り曲げずに持って帰らなかったことが悔やまれます。)
カナレット作品の展示がひととおり終わると、
同じ時代に活躍した画家たちの作品も展示されていました。
その中にはモネも含まれています。
モネは晩年にヴェネツィアを訪れ、
「自分がもっと若いころに訪れたかった場所だ」と言ったそうです。
ヴェネツィアの風景はそれほどまでに
画家たちを魅了するものだったのでしょうね。
館内をできる限りゆっくり歩き、
じっくりと一つ一つの絵画を観察して、
1時間半が経ったころ、
夫からLINEがあり、
私の一人時間が終了しました。
そのあとは三条河原町にある
「キラメキノトリ」というラーメン屋でランチをして、
近くにあるちょっとおしゃれな服屋でジーパンを購入し、
帰宅しました。
振り返ってみると、
この日の一人時間は、
まあ、なんて贅沢な時間だったんだろう。
と思います。
本当にここに書くのも恥ずかしいですが、
いつもは時間があればスマホばっかり。。
やれネットニュース、
やれインスタで子育て情報収集、
YouTubeを観ては、
あっという間に時間が過ぎてしまいます。
でもそれなりに満足はしていたつもりでしたが、
この日、体験したように美術鑑賞だけに集中した充実感を味わうと、
「この感覚を味わうために人は絵を楽しんでいるのだな」と気づきました。
最後に。
カナレットとヴェネツィアの輝き展は、
京都文化博物館で4月13日(日)までとなりますが、
その後は4月24日から6月まで山口県立美術館で開催されるようです。
ご興味のある方は是非。
あ、でも浪川大輔さんの大変素敵な音声ガイドを楽しめるのは
京都文化博物館だけなのでご注意を。

編集戦隊 レベストジャー
レベストジャー・イエロー
ツキさん
京都での1時間半!!
美術の世界へ行かれたんですね\(^o^)/
素敵な時間を過ごされて何より
これから美術館巡りが始まる予感???
お子さんにも良いかもですね(^o^)
おすすめは京都市京セラ美術館!!
3月7日~6月8日まで
巨匠クロード・モネ展が開催中!!
睡蓮の数々を目の辺りにしてみるのはどうでしょうか??
次は食の芸術といっても過言ではない!!
4月23日から5月6日まで京都高島屋で
大九州展が開催されますよ\(^o^)/
豚骨ラーメンからさつま揚げに可愛美味しいスウィーツ!!
九州のうまいもん集まりますよ!!
皆さんいってらっしゃ~~~い\(^o^)/
編集戦隊レベストジャー!! !!!
投稿者プロフィール

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業務部の頑張り屋「ツキ」。英会話にハマり中。いつか海外に住みたいのかな。ほんわかした雰囲気は彼女の持ち味です。
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コメント
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訂正です。
山口県立美術館でも浪川大輔さんのナレーションが楽しめます(*´꒳`*)
>イエローさん
いつも編集ありがとうございます!
そうです、子供も連れて行きたいんですよ。
今は静かに美術鑑賞をするのは難しいので、
もう少し大きくなったら一緒に行きたいと思います(*´꒳`*)
京都人と大阪人の話し方の違い気になります!
よくケンミンショーで取り上げられてる
京都の話し方の裏表
映画で翔んで埼玉2は翻訳機がいるくらい
裏表があるとの事
実際の本音を京都の人と話したいと思います
すっごい気になります!
>寺パパさん
翔んで埼玉2は私もみました笑
京都の裏表みたいなのも結構出てましたね。
京都の本音と建前文化についても夫とかなり話し合っていますよ。
そのおかげで京都の人が何故そういう話し方になるのか、何となーくわかってきたような。。
遡ると歴史的な背景とかも色々ありそうで、まだまだ勉強していきたいです(*´꒳`*)