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202211/1

エピソード4(最終話)「研修を終えて」

2022年 11月  1日   B・I 
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

早川 俊太・・・教育格差という社会問題をシステム、

        ITの力で将来変えようとする大学生

足立 健吾・・・システムに関しての知識は周りからも

        一目置かれているプロジェクトメンバーの一人

榊原雄太郎・・・教育のデジタル化を専門に研究している大学教授

皆川 隆之・・・研修を主催する会社のスタートアップ支援事業部に勤める社員

 

エピソード4(最終話)「研修を終えて」

 

「私はこの人が魅力的に見えるんだよね。」

 

「こういう人がいてくれた方が会社にとってはいいんじゃないかな。」

 

10人の履歴書を比較して、

採用する3名を選ぶという課題の中で

チームの意見は分かれていた。

蓄電池を開発するベンチャー企業で、

技術力が今後の会社の命運を左右するということは

全員が同じ考えだったが、

そのために他の会社で経験のある人を迎え入れるのか、

それとも長期的な目線で若い人を採用して育てていくべきなのか。

しばらく話は平行線が続いたが、

 

「ここ数年の決算書も資料の中にありますね」

 

とチームメートが言った。

その一言をきっかけに決算書を見てみると、

ここ数年は売上・利益とも右肩上がりで経営は至って順調だった。

 

「即戦力の人を雇う時って、何か新しいことを始めたりとか

 大きな変化を必要とするときには有効だと思うけど、

 今の経営状況を考えると長期的な目線で物事を進めてもいいんじゃないかな。」

 

その一言にすごく説得力があった。

会社という組織に属したことがない俊太にとっては

あまりピンと来ない話だったが、

会社を分析すると今必要な人材が見えてくるのだと学んだ。

そういえば時間をかけて社員の教育に力を入れる

企業が増えているというニュースを先日見たが、

その考えは世界的に見れば珍しいらしい。

海外ではキャリアアップを図るために

転職することが当たり前なので、

そもそも日本型の採用と海外型の採用は考えかたが大きく異なるため、

相容れない2つの意見はぶつかって当然なのかもしれない。

採用方針として将来性を重視するという軸を固めたことで、

自然とみんなの意見はまとまっていった。

俊太はこの課題を通じて数年後に訪れる

就職活動のイメージが変わった気がした。

企業が求めている人材をパズルのピースと考えたときに、

自分を変えてまでもそのピースの形に合わせる必要はあるのだろうか?

むしろ、自分というピースに当てはまる企業を探すというのが、

本来あるべき就職活動なのではないかと思い始めた。

学校の問題とは違って社会には明確な正解がないからこそ

意見がぶつかることもしばしばあるが、

企業というのは目的は違っても社会の課題を解決するために

存在するのだと改めて気づかされた。

初日の研修を終え、

一行は寝泊まりするために用意された貸し切りの民宿に到着した。

普段とは違った緊張感の中で慣れないことをしているせいか、

少し疲れた表情をしている人が多かった。

ここからは基本的に自由時間だが、

一つだけ決められたルールがあった。

そのルールとは夕食後のフリータイムは自分の部屋に帰らずに

共有スペースで参加者とこれからの夢について

おおいに語ってくださいということだった。

部屋にはテレビもなく、

ましてや携帯は預けているため使えないとなると、

何もしていない時間がすごく長く感じる。

年齢の近い人たちでいくつかのグループが出来ているなかで、

窓際に一人座っている女性がいた。

 

「ここ空いてますか?」

 

同じ窓際の席ではなく、

少し離れた横並びの席から俊太は声をかけた。

 

「空いてるので、良かったどうぞ。」

 

そう言われて俊太はゆっくりと席に着いた。

「今日の朝、バスぎりぎり間に合って良かったですね。」

 

「昨日の夜に荷物の準備はしてたんですけど、

 朝になったら不安になって色々確認していたら出発が遅れてしまって。

 私って普段から心配性で。」

 

「僕なんか逆になんとかなるだろうっていう気持ちで生きていて、

 それで何度も痛い目に合ってるんでそれぐらい

 慎重に物事を運べる人が羨ましいです。」

 

「そういってもらえると少し心が軽くなったような気がします。

 話変わりますけど、年齢お若いですよね。」

 

「今大学2年生です。」

 

「私も一緒です。この研修に同じ年齢の人がいるなんて思いませんでした。。」

 

「今日の課題正直難しくなかったですか?」

 

「私にとってはレベルの高い話で、

 最初は場違いなところに来てしまったと少し後悔しました。

 そもそも人見知りということもあって、

 自分の役割を見つけられないまま時間だけが過ぎていく中で、

 誰もが話しやすい雰囲気を作ってくれたチームの皆さんに感謝しています。」

 

「将来の夢はありますか?」

 

「私は小さいときからインテリアが好きなので、

 海外のインテリアを輸入して販売する会社を出来たらいいなと思ってます。」

 

「僕はインテリアのことは全然分からないんですけど、

 海外のインテリアは日本のモノとは違うんですか?」

 

「型にはまらない独創的な商品が多いので、

 見ているだけでも楽しいですし、

 特に海外では各家庭ごとにインテリアの特徴があったりするので、

 生活の一部として楽しんでいる人が多い印象です。」

 

「自分の好きなことを仕事に出来たらいいですよね。

 僕はどちらかと言うと世の中がもっとこうなってほしいという

 願望からやりたいことを決めるので、

 それをモチベーションに変えて社会の中で役に立てる人になりたいと思ってます。」

 

「具体的にチャレンジしてみたいことは頭の中にあるんですか?」

 

「僕は普段システムやITについて大学で勉強しているので、

 そこで学んだことを活かして教育の格差を無くせるような

 仕組みを作っていきたいというのが大きな目標です。」

 

「学びたいのに学べる環境がないというのは確かに辛いですね。

 その話を聞いていると私の夢が何だかちっぽけに思えてきました。」

 

「いえいえ、そんなことはないですよ。

 目標は大きく掲げてますけど、

 具体的な道筋はまだ思い描けていないので、

 まだまだ先の話です。」

 

フリータイムが終わると自分の部屋に戻り、

熱いお茶を飲みながら自分自身と向き合う時間を作った。

子どもの時は何も考えることなく将来の夢を口にしてきたが、

年齢を重ねるにつれて現実が見えてくると

ついつい安全な方に舵を切りがちで、

チャレンジせずに夢を諦める人も数多くいる。

そして、自分自身は今まさにその分岐点にいるような気がした。

後から人生を振り返ったときに、

この研修が自分の背中を後押ししてくれたと

思えるように明日以降も頑張ろうと思った。

2日目、昨日とは違うメンバーで新たな課題がスタートした。

この日は中小企業診断士や税理士の先生にもオンラインで参加していただき、

企業分析の方法や実際の事例をもとに

売上の低迷している企業をどのように

立ち直らせたのかについて学んだ後、

起業家として大事なスキルは何かをチームで話し合った。

課題を通じて

インプットとアウトプットを

繰り返し行うことがこの研修の一番の特徴で、

知らず知らずのうちにディベート力が養われ、

起業家目線でのアイデアも色んな角度から意見が上がるようになっていた。

そして、

研修も終わりを迎える頃には、

同じ志を持つ者同士お互い励まし合いながらも

心の片隅では闘争心が垣間見えるような、

そんな関係性になっていた。

 

夏休み中に榊原教授から研究室に来ないかと誘われた。

数週間ぶりに大学に行くといつもの賑やかさは無く、

グラウンドから聞こえてくるサッカー部の声が遠くまで響き渡っていた。

研究室に入ると髪をぼさぼさにした

健吾が持参したノートパソコンと向き合っていた。

 

「健吾久しぶり、元気にしてた?」

 

「変わらず元気だよ、っていうか何その格好?」

 

「何って、ジャケットを着てフォーマルな感じにしたんだけど。」

 

「違和感がすごいけど・・・最近何かあった?」

 

いつものように教授がコーヒーを出してくれた。

 

「この前の研修が背中を押してくれたみたいだね。」

 

「研修が終わったときの達成感と、

 将来に向かって歩みを進めることへのワクワクした気持ちは

 これまでの人生で味わったことのない感覚でした。

 自分の将来は自分の行動でしか変えられないので、

 日々の時間を大切に過ごしていきたいと思います。」

 

健吾がポカンと口を開けてこちらを見ている。

 

「そういえば健吾君もこの前研修行ったんだよね?」

 

教授がふと思い出したように聞いた。

 

「えっ、そんな話聞いてないけど。」

 

「個人的に気になるものがあったから急遽参加してみたんだけど、

 そのときの研修で学んだことを活かしてサンプルを作ったから見てよ。」

 

努力は人前で見せるものではなく、

他人から見えないところで行うことに本当の価値があるのかもしれない。

信頼できるパートナーは見方を変えれば

自分にとっての一番のライバルともなりえる存在なのだ。


 

 編集戦隊    レベストジャー

レベストジャー・イエロー

B・Iさん

ひとが寄れば十人十色

色々な考え方があり見え方がある

趣味趣向も千差万別

いろいろな人と交流を持って

インポットしてアウトプットすることは

とても有意義ではある

有意義な時間を過ごせたか否かで

考えも一辺倒理になってしまっては

成功には程遠くなってしまう!!

一人では限界というものがありますが

最終は自分自身が決断を指定あ無ければ!

難しいけれども楽しさでもあるのでしょうか?

イエローには難しくてわかりませんけど(*´艸`*)

次回はどのようなストーリーでしょうか(*´艸`*)

編集戦隊レベストジャー

投稿者プロフィール

B・I
B・I

* * * * *

新メンバーで業務部の「B・I」こと大島知弥。月初のブログ当番。彼が書く文章は実話に基づきながらもどこか小説風。しゃちょーから月初当番を任されるのには頷けます。資格試験の猛勉強も継続中!

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    • たける
    • 2022年 11月 01日

    他人と話すことは自分自身のことについて
    深く考えることができる良い機会であると再認識しました。
    最近は休日も一人で家にいることが多くアウトプットすることが
    ほぼ無くなってしまっていましたが、また友人と会った時など
    いろいろな話をしてみたいと思いました!

    • 高橋み
    • 2022年 11月 04日

    「日本型の採用と海外型の採用は考えかたが大きく異なる」
    教育のしかた一つにしても
    日本型というかアジアの方は1から順にビルドアップする
    そんな考えがあるように思います
    平均点の底上げができる手法ですね
    海外型、欧米型は土壌を整えて成長を待って
    育ってきた人材をピックアップする
    突出した人材の発掘と取り合い(競争)が起きる手法ですね
    研修を受けて、起業家目線でというのは後者に近いのかも

    どちらにも良い面と足りない面がありますが
    私自身
    前者で育ってきておきながら
    後者でありたいと思うところはありますね
    それは単に隣の芝が青く見えるだけで
    芝を生やしたいのか
    森を作りたいのか
    それに合わせて教育プロセスも
    変化していく必要があるのかなと思います

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