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20228/1

エピソード1「教育のあり方」✎

2022年    8月  1日      B・I

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

エピソード1「教育のあり方」

 

「それでは携帯電話を預かるので

 電源を切ってこちらに持ってきてください。」

早川俊太は何か言い残したことはないだろうか、

そんな不安を抱えたまま携帯を渡した。

今日から2泊3日の研修プログラムに参加する早川だが、

参加を決断した裏側には

日頃の行動を変えたいという強い思いがあった。

会社の経営者である父の背中を見て育ってきたこともあり、

高校生の時には

自分自身も将来は会社を経営することが夢になっていた。

始めてそのことを父に打ち明けたとき、

大きな夢を持つことは良いことだと喜んでくれた。

その一方、母は少し戸惑いの表情を浮かべていた。

今でこそ立派な経営者になった父だが、

会社を立ち上げてから軌道に乗るまでには大変な苦労があったらしい。

母はそのときの苦労話を聞いてるからこそ、

我が子にそんな思いをさせることに抵抗があったのかもしれない。

父は僕が興味を持ったことに対しては、

基本的に何でも受け入れてくれた。

勉強しなさいとは一度も言われたことはないが、

「新しい経験にお金を使うことには価値がある」

「人の見ていないところで努力しなさい」

この2つだけは小さいときから教えられてきた。

今でこそ、欲しい情報は検索すればすぐに分かるし、

欲しいものがあれば数日以内に

自宅に届くことが当たり前になっているが、

自分が物心ついた頃には

そんな世界がこんなにも早く訪れるなんて想像もしなかった。

父は毎朝時間をかけて新聞を読んでいた。

そして私はいつのまにか新聞を手に取り目を通すようになった。

最初は難しい言葉がたくさん並んでいて

理解できないことばかりだったが、

世の中は常に変化していて

どんどん便利になっているということは子供ながらに感じた。

これからの世の中で求められるものは一体何だろう。

そんなことを考えながら過ごした結果、

システムエンジニアになりたいという思いが

自分のなかで強くなっていった。

人口が減少していく中で、

企業がシステムによる効率化を推し進めることは目に見えていて、

その市場には多くの可能性があることに疑いの余地はなかった。

高校では勉強の傍ら、

システムについての本を定期購読したり、

企業が合同で出展するブースに足を運び最新の情報を学んだりした。

大学はとにかく専門的な知識を身に着けたいという思いから

システムを専門に学ぶ学部への入学を決めた。

講義に行き始めて気づいたが、

同じ学部には自分の世界観を持っている個性的な人が多い印象だった。

自分自身も周りから見たらそう見えてるのかもしれないが、

何か一つのことに特化して学ぶ人ってそういう雰囲気になるものなのか。

高校のときは周りに同じ話の出来る人がいなかったので、

同じ道を歩む人たちが多くいる環境にいることが嬉しかった。

システムに関しての知識を身に着けるという意味では

全員が同じ方向を向いているが、

社会の中でその知識をどのように

活用してきたいのかについては人それぞれ考えが違った。

例えば、農家の減少や気候変動によるリスクを抱えている

農業を何とかしたいという人は、

日々のデータを収集して

効率の良い作物の育て方を

リアルタイムに表示するプログラムを考えたりする人もいれば、

会社のセキュリティに対応した

ソフトを開発するために

ウイルスによる情報漏えいについて深く学ぶ人もいる。

私自身はデジタル化が進む教育業界に関心を寄せていた。

教育を受けることは

国民としての平等の権利だが、

小さい頃から塾に通い、

そこで勉強してきた人たちが

受験戦争に勝つという今でこそ

当たり前の社会構造に長年疑問を抱いていた。

家庭環境に左右されず、

少ない負担で学びたい人が好きなだけ学べる環境を

システムの力で提供することができれば、

仕事をする上での大きな原動力に繋がるだろう。

自治体によっては

生徒一人一人にタブレットを提供する場所もあり、

そういった時代背景を追い風にできるのが

今取り組むことの強みでもあった。

頭の中では

こんなことをしてみたいという構想はいくつかあったが、

自分一人では技術的にも

作業量としても補えない部分があったので、

友人の足立健吾に話をしてみることにした。

健吾は同じ学部の中でもシステムオタクとして有名で、

バイトもせずに自分の好きなことをとことん追求して

完成したプログラムを友人に披露していた。

「健吾おはよう。明日までの課題終わった?」

「いや全然終わってない。今日寝ずに頑張ろうと思ってるけど。」

「健吾らしいね。いつもそれで間に合わせてるから心配はしてないけど。

それより今日良かったらお昼一緒にどう?」

「いいね。近くに美味しい洋食屋さん見つけたからそこでもいい?」

「OK、じゃあそこにしよう。」

大学から歩いて10分弱のところに

昔ながらの雰囲気の洋食屋があり、

店の前には年季を感じる食品サンプルが並んでいた。

お店に入ると、お昼時ということもあって、

近所に住んでる人とサラリーマンの姿が目立った。

大学生のランチにしては少しお高めだが、

味は文句なしの美味しさだった。

「よくこんなお店見つけれたね。」

「じつはあるプロジェクトを友達と進めていて、その過程で見つけたんだ。」

「何そのプロジェクトって?」

「名付けてランチマップと勝手に読んでるものなんだけど、

大学周辺でこんなお店があるというのを地図上に落とし込んでいって

誰でも情報を書き込めるようにすることで気軽に見れる

掲示板みたいなものになればいいなと思ってるんだけど。」

「へえー面白いね。ランチなんて毎日のことだから

選択肢が多いに越したことはないし、

わざわざお店に足を運んだらすでに

満席っていうこともあるから混雑具合とかが分かれば

すごい便利だと思うけど。」

「まだ試作途中なんだけど、

行きつくところは

ぐるなびのエリア限定版みたいに結局なるかも。

大事なのは自分たちでそういったものを

作り上げていく中で課題を解決することだから

気軽な気持ちで友達とやっているのが楽しいよ。」

「実は自分も新しいプロジェクトを始めたいと思ってるんだけど、

協力してもらえないかなと思って。」

「手伝うのはいいけど、内容によるかな。」

俊太は社会から教育格差を無くすことを目的とした

ソフト開発を行いたいという熱い気持ちを伝えた。

「本気で取り組むとなったらスケールの大きな話になるね。

大学の事業支援プログラムって知ってる?」

「何それ?始めて聞いた。」

「自分たちの研究や社会で

こんな活動をしたいという人に対して

大学が費用を援助してくれるみたい。

もちろん定期的な経過報告は必要だけど、

使えるお金があるとそれだけ可能性も広がるし、

何より本気で取り組むことに繋がるのが

メリットだと思うからダメもとで応募してみたら?」

その後、

数日かけて自分の目指す社会がどのようなものか、

その実現に向けた具体的な取り組みについて

レポートにまとめて提出した。

数週間後、俊太は健吾を自習室に誘った。

席に着くとすぐに俊太は

普段持ち歩いているノートパソコンに

送られてきた1通のメールを健吾に見せた。

「事業支援プログラム書類選考通過のお知らせ・・・本当に通ったの?」

「うん、見ての通り。」

「提出したレポート見せてよ。」

健吾が目を通していくと、

「プロジェクトメンバー・・・足立健吾」

「ちょっと待って、何で自分の名前が入ってるの?」

「この前手伝うって言ってくれたから・・・」

「まあでも久しぶりにワクワクできそうなことが

舞い込んできたから良しとするか。で、このあとの予定は?」

「いざスタートさせるとなったら

何から始めたらいいか分からいんだけど、

とりあえずメールの続きに書いてあるとおり、

教育学部の教授が一度話をしたいみたいそうで、

まずは会ってみようと思うんだけど一緒に同席してもらえる?」

数日後、俊太と健吾は教授の研究室の前にいた。

ドアをノックすると中から想像していたよりも若い男性が出てきた。

「こんにちは、早川くんと足立くんだね。どうぞ入って。」

入った瞬間コーヒーのいい香りがした。

「2人はコーヒー飲める?」

「僕は大好きです。」俊太がそう答えた。

「僕も夜更かしするときはいつも飲んでいるので、いただきます」

続けて健吾が答えた。

コーヒーメーカーが動いている。

「紹介が遅れたね。榊原といいます。

学部長から名を受けてこんなことに

チャレンジしたい人がいるからぜひ協力してほしいと

いうことで話があったので、これからよろしくね。」

「どうして榊原教授にこの話がいったんですか?」

「それは僕の専門の一つが教育のデジタル化についてだからじゃないかな。」

「たしかにテーマとしてはど真ん中ですね。」

榊原教授はデジタル化が進む社会背景について

教育現場とも繋がりを持っていて、

年に数回行われる県の有識者会議のメンバーでもあった。

今日は最初の顔合わせということもあって

お互いの自己紹介とプロジェクトの内容についての

情報交換に多くの時間を費やした。

「2人にはこのプロジェクトを通じて、

大学を飛び出して社会でたくさんの人との

繋がりを作れる場所に行ってもらいたいから、

自分がこれまで参加して良かった研修をいくつかメールで送るね。

気になるものがあったら費用も大学が負担してくれるわけだし、参加してみて。」

俊太は翌日送られてきたメールに載っていた研修プログラムを吟味していた。

その中の一つに

「正しい情報、間違った情報が飛び交う社会で一度情報を遮断し、

同じ志を持った人とじっくり向き合う時間を設けてみませんか?」

というキャッチコピーが目に留まった。

SNSの普及、発展と共に人生を歩んできたが、

知らず知らずのうちに情報に対する

私たちの価値観が変化しているのかもしれない。

これまで当たり前だったことが当たり前ではなくなった時、

自分自身がどんな考えに至るのかとても興味深いと思った。

何かに吸い寄せられるように参加を決めた俊太だった。


 

 編集戦隊    レベストジャー

レベストジャー・レッド

B・Iさん

新しいストーリースタートですね!

今回は、若者がぶち当たる将来にスポットかな?
レッドも今はレベストジャーで頑張っていますが

学生の頃、夢がありました。

学校の先生やプロレスラーにおもちゃ屋などなど

将来の夢に関しては、色々と夢見ましたが・・・。

世の中は成るようにしかならないのか?

いや違う!自分自身で切り開くものだ!!

これからの展開を楽しみにしていきましょう。

今はレベストジャーで頑張っているレッドでした。

編集戦隊レベストジャー

投稿者プロフィール

B・I
B・I

* * * * *

新メンバーで業務部の「B・I」こと大島知弥。月初のブログ当番。彼が書く文章は実話に基づきながらもどこか小説風。しゃちょーから月初当番を任されるのには頷けます。資格試験の猛勉強も継続中!

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    • 寺ママ(・∀・)
    • 2022年 8月 01日

    本を手に取る時って、
    あらすじを見て興味が湧いたり、
    ストーリーの設定に惹かれたりするんだって改めて思った。
    いったい何が始まるかわからないまま読むって少しもどかしい。
    本好きな母が毎日、新聞の連載小説を切り抜いて読んでいたのを思い出した。
    母は「とにかく読んでみる」って気持ちだったのかなぁ。

    • 高橋み
    • 2022年 8月 01日

    研修プログラムって
    どんな感じなんでしょうね
    セミナーは新しい情報を得るために参加しますが
    外部サービスの研修やビジネス書は
    ちょっと苦手で。。。

    1つでは無いはずの答えを決められたり
    答えを先に言われてしまうような
    それはこっちで探させてよと思ったり
    (時間は待ってくれないからというのもあるでしょうが)
    学校では良いでしょうけど
    大人になってからそれはなんかね。。。とか
    変えるきっかけ。。。そんなもんかなぁ。。。

    • たける
    • 2022年 8月 01日

    インターネットを利用するようになってから毎日
    情報にまみれて他人の意見が一度に大量に目に入るようになったので、
    様々なものごとに対する自分の考え方が良くも悪くも影響を受けているなと
    まさに最近実感していました。その研修参加してみたいです!

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