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消費税についての一考
2017年10月13日 tanitaka8
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みなさん、おはようございます。
本日は監査役の谷が担当です。宜しくお願いします。
世間は10/22投開票の第48回衆議院議員選挙戦のまっさかりです。
政治の世界はドラマとしてとらえると結構興味深く、今回の選挙戦も関心をもって見ています。
戦いの図式は、自民党・公明党の与党対希望の党・立憲民主党・共産党などの野党ですが、消費税に関する選挙公約は次のようになっています。
与党・・・2019年10月の消費税率10%への増税分を子育て世代への集中投資へ充てる。
野党・・・消費税率10%への増税を凍結する。
消費税率は、2012年当時の民主党の野田政権時代に、2015年10月から10%へ引き上げる法案が可決成立していましたが、安倍政権の時に2017年4月まで引き上げを1年半延期したという経緯がありました。そして、さらに安倍政権下で2019年10月まで2年半再延期されているのです。
つまり、当初の2015年10月から都合4年間も10%への税率アップが延期され続けていることになります。
1989年4月の消費税導入時から現在までの消費税率の変遷は次の通りです。
なぜ、消費税率の10%への引き上げが延期され続けでいるのでしょうか。
それは選挙で勝利するために他なりません。
今回も衆議院解散前に安倍首相は「消費税率の引き上げの2019年10月からの再々延期もあり得る。」とコメントしていました。選挙での勝利を優先するのであれば、この総選挙でも消費税率引き上げ延期を公約としたいのが本音でしょう。
消費税の歴史を振り返ってみると、1989年4月の消費税導入時には、当時の竹下登首相は退陣しその後の総選挙で自民党は大敗しました。また、消費税率10%を打ち出した菅直人首相も直後の参議院選挙で惨敗しました。
つまり消費税増税のためには、時の政権を賭ける必要があるということです。
今の日本の財政を月収30万円の家計に例えると、毎月給料収入を上回る38万円の生活費を支出し、ローン返済12万円のために、毎月新たに18万円の借金をしている状況です。
(財務省HPより引用)
確かに消費税率増税延期というのは聞こえがいいでしょうが、日本の財政状況を踏まえた上で、今後の消費税をどのようすべきかをよく考えて清き一票を投じたいと考えています。
消費税の導入以前を知ってる人からすると、10%の消費税はキツイなぁって思いますよね。私は3%の消費税導入のときは7歳でしたのであまり記憶に無いんですよね。無理なく3%の消費税を受け入れた世代っす。
国の借金、家計に見立てると相当やばいさが丸わかりですねw
ネット上では、国の借金はそこまで心配する必要がないという意見も多く見られますが・・・借金なんて無い方が良いに決まってるし。どうなんでしょう。
こんなサイトがありますのでご覧あれ。
http://www.takarabe-hrj.co.jp/clockabout.html(国債時計)
世界の国を見てみるとハンガリーが27%で世界一の消費税率だそうで、続いて北欧がランクイン。北欧は福祉が充実してますし、ベーシックインカムも確かフィンランドが導入しましたよね。
そういえば今回の選挙で希望の党がベーシックインカムの導入も公約にしていたような・・・。できるんか!?
投稿者プロフィール
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レベスト経理の味方「tanitaka8」。編集長の大学の先輩であり、ポッキーを顎で使う達人。車好き。
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コメント
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消費税を上げるたびに景気が落ち込んでいますので、
政権を賭けるのももちろんですが、
間接的な家計への影響も考える必要がありますね。
財務省には予想データがあるのでしょうか?
貧乏なのは国ばかり。。。
けれど、年間100兆円も使っていますから
当事者に貧乏な実感も無さそうですし、
払う側にしても感覚的には結構な税金をと思っていますから、
なんで足りないんでしょうね?という感覚。
そのギャップを埋める能力のある方を選別し、
今度の選挙でふるいにかけることになると思います。
消費税UPのたびに、
自販機のジュースの金額がどんどん上がっていきましたね。
子供の頃は100円の1コインで買えたんですけどね。
10%になったら150円になるかもですね。