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2017年 芸術祭レポート
2017年10月10日 図書委員
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皆様おはようございます。今朝は東京支店の田渕が担当です。
2017年の夏は芸術祭が全国各地で開催されました。
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一番目は、「札幌国際芸術祭」です。
総合ディレクターは、前回の坂本龍一氏にかわり今年は「あまちゃん」のテーマソングを作曲した方でした。ディレクターが誰かで芸術祭の中身も変わります。どんな芸術家が集まるのかはディレクターの人脈次第なのですから・・・。結論から言えば、私の好みではありませんでした。救いは、会場となったモエレ沼公園と札幌芸術の森です。どちらも素晴らしい公園でした。札幌の定期観光バスは時計台、藻岩山、大倉山、羊ヶ丘展望台、白い恋人パークぐらいしか行きませんが、この2つの公園はそのどれよりも行く価値があります。それがわかっただけで良しとしましょう。8月9日から5日間、歩いた距離は10.1km、14.2km、16.8km,8.0km、10.4kmでした。
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二番目は、宮城県石巻市「石巻Reborn-Art Festival」。
こちらは初開催ながら非常に楽しい作品が揃っていました。国内からは名和晃平氏や草間彌生氏のような大物の参加があり、新進気鋭の「目」は、家屋の土台だけが残る被災地域や、堤防工事の現場などをトラックに載せた民家にツアー客を乗せて無言で回ります。美しい海と震災の被害、復興の状況を見せるという重たい部分もありましたが、それでも明るい地元の人々の顔が見えてくる芸術祭でした。8月26日と27日に参加、歩いた距離は12.6kmと11.1kmでした。
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三番目は「横浜ビエンナーレ」です。
こちらは、さすがの安定感です。横浜という大都市で8月4日から11月5日までの3ヶ月に及ぶ開催です。私は半分だけ回った状態ですまだ間に合いますので、是非お出かけください。8月5日に行きましたが、歩いた距離は6.5km。交通の便がよいのであまり歩いていませんでした。
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四番目は、今年、一番楽しみにしていた「奥能登国際芸術祭」です。
開催場所は日本海側で初となる珠洲市、人口が1万4000人の小さな市です。交通はとてつもなく不便です。(JRは第三セクターになり、その後、廃線になっていますし、バス便も数えるほどしかありません。そのため、廃線路線の駅や小さなバス停をテーマにしいた作品が数多く見られました。)運転をしない私にとってはハードルの高い芸術祭ですが、公式HPで公式ツアーを見つけました。選んだツアーの名は「特に信じる宗教はないと言いながら縁結びとか厄除けとか開運とかに熱心な僕たち都会人が、日本の最涯 珠洲に残る日本人神様文化に「祭」と「アート」を通じてふれるツアー」。クリエイティブ・ディレクターとして有名なフクダトシヤ氏による2泊3日のツアーです。テーマにもありますが、奥能登は日本遺産に指定されている「キリコ祭り」で有名な所です。ツアーの中身も、地元の民家での「ヨバレ体験」やお祭り見学を含む滅多にないものでした。朝9:00開始で宿への戻りは23時など、コンテンツ満載でした。地元の観光協会やNPOが主催するツアーは、大手主催のものとは一味違います。まして、プロのクリエイティブ・ディレクターが案内してくださると、地元の方にとっても新しい発見のあるツアーに仕上がります。総合ディレクターは北川フラム氏ですし、知っているアーティストの作品も多く、安心して参加できました。こちらは10月22日までの開催です。さて、私の歩いた距離は9月9日から11日までで9.8km、11.6km、8.4kmでした。ツアーバスだったので楽をしたようです。
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五番目は「中之条ビエンナーレ」です。
群馬県中之条町という一つの町で開催しています。作品は公募作品がメインで若手作家による出品がほとんどです。地元に滞在して製作する作家たちには宿泊無料・食費無料などのサービスはあるようですが、支援金は決して高くはありません。それでも多くの作家が参加するのは、このビエンナーレが新人作家の登竜門的な位置づけにあるからです。材料費が足りないので、廃材・廃品などを使った作品が多くなる傾向がありそうです。さらに材料を集めるコミュニケーション能力が必要とされているように思われます。9月23日と24日に行ったのですが、それぞれ8.9kmと10.5km歩いていました。こちらも、まだ半分しか見ていませんでしたので、この土日に再訪予定です。
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最後は「六本木アートナイト」。
こちらはわずか2日間だけの祭典です。土曜日の日没から日曜日の日の出までがコアタイムとなり、朝のラジオ体操(日本フィルハーモニーによる演奏)で幕を閉じます。今年のディレクターは東京オリンピックの理事を務める予定の蜷川実花氏です。派手派手な花魁道中など、見どころ満載でした。六本木アリーナの舞台はコンテンポラリーダンスが多かったようです。なお、アートナイトに参加してアンケートに答えると、森美術館などの優待券4200円相当が必ずもらえるので、これも毎年の楽しみとなっています。9月30日は13.4km、10月1日は9.2km歩きました。
芸術祭は健康にも良いようです。

編集長
図書委員さんの歩いた距離を計算してみたところ、合計161.5キロ。
これをGoogleMapに当てはめてみました。直線距離で大阪から西に倉敷市、北に福井市、東に豊田市まで行ける距離です。東京からなら焼津市、松本市、北茨城市。とんでもねーな!!
文末にも書かれてますが健康維持にしては歩きすぎなんじゃないかと。
ほとんどの休日を芸術祭に費やす図書委員さん。趣味の域を超えて日常になりつつありますね。ブログへの投稿もありますので、もはや芸術祭訪問は無給無休の仕事と捉えても良いのかもw
投稿者プロフィール

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連休には必ず旅行する「図書委員」こと田渕聡子。本社休憩室の全ての蔵書は自宅に保管できず溢れ出たもの。本も棚もまだまだ増える予定・・・。
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コメント
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一番最初の左上の黄色いやつwww
いや、こういう作品ほど辛辣なテーマがあったりするものですが
これはなんでしょうね。。。
「歩いた距離」面白いです。
文中にもありますが交通の便の差も出ますし
規模の大きさでも変わりそうです。
しかし、かなり行ってますねw
六本木のアートナイトは
画像を観ただけでは私は笑ってしまうかもしれないですw
実際どういう感じでみなさんが参加されていたのか
どんな雰囲気だったかとても気になります。