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収穫の秋
みなさんおはようございます。
収穫の秋がやってきました。我が家では実家の両親がいつも新鮮な野菜を送ってくれるのでとても助かっています。しかし、両親も歳を取りました。コシヒカリも作らなくなり、今は野菜のみです。私も出来る限り畑仕事を手伝うべく実家によく帰省します。自分が歳を取ると親の有難味が身に染みます。実家では当たり前と思っていたことが家から出てみると全然当たり前の事では無かったとか。親が生きてる間に少しでも恩返しをしなければと痛切に感じます。
秋というのは一年の中でも素晴らしい季節だと思います。いつにも増して森の恵みが豊かです。今回は娘2人を連れて帰り、農作業の合間に栗拾いをしました。
栗林には栗の木が8本ほど植えてありますが、この時は早生の4本が最盛期でした。このほかにも森の中には栗の王様ともいえる芝栗も沢山自生しています。しかし、この頃は野生動物の被害が増えてきました。拾うのが遅くなると動物が全部食べてしまいます。猿に鹿に猪などなど。昔は優雅な栗拾いでしたが今や動物達との競争となってしまいました。↓これは多分鹿が食べてます。食べ方が荒い。
さて、栗拾いスケジュールですが、朝夕の2回、収穫を行い、合間に栗剥きをします。
~栗拾い~
長靴に火箸とバケツを持ち、栗拾いのスタートです。
下草が綺麗に刈られていて作業が楽に行えます、爺さんいつもありがとう。
子供達は飽きることなくキャッキャと栗を拾い、屋根の上にまで登って20分ほどでバケツ2杯を収穫します。
私の役目はひたすら栗のイガを拾い、焼き場に運びます。
農場の収穫が終わると今度は林道沿いに生えている芝栗を集めます。
農場の栗は大型で見栄えがしますが、やや大味です。皮を剥いて栗ご飯や渋皮煮にします。芝栗は商業用のものに比べて小さく、取れる量も少ないのですが味は絶品。蒸し栗にすると驚くほどの甘みでもう大型の栗には戻れません。
~栗の皮剥き~
近所のスーパーで剥き栗が小さな袋に入って600円で売られているのを見ました。
高い!高すぎです!
栗を剥くのに一番良いのは取ってきてすぐ剥くことです。水分が保たれているので渋皮も剥きやすいのです。一日でも置くと皮が硬くなって剥きにくいので諦めて焼き栗、蒸し栗にします。水に漬けておくと剥きやすいのかと思い、実験してみましたが結果は同じで、剥きにくさは変わりませんでした。お店で生栗を買って栗ご飯を作られる方は大変だと思います。渋皮はもう剥がれないので包丁で実を削っていくしかありません。実は硬いのでちょっと面倒でかつ危険な作業になります。
さて、子供達にも刃物を持たせて皮剥きです。ナイフを扱うのが珍しいのか楽しんで作業をしてくれます。指を切ったりもしますが、それもまた経験です。それでも、朝夕毎日バケツ2杯の皮剥き作業は半端ありません。家族総出で1~2時間はかかります。これが朝夕連続で1週間ぐらい続く・・・家族でそんなに栗ご飯を食べる訳でもなく、お裾分けで親戚じゅうに配る事になるのでそんなに頑張らなくても良いのですが・・・。そう思うともっと動物達に食べさせても良いのかも知れません。
栗の実は丸くて滑らかと思っている方が多いと思いますが、渋皮を取り除いた実は意外にグロテスク。月の裏側のような衝撃があります。
~幻の果物「ポポ」~
何でしょうね「ポポ」って。これが栗林の端っこに植えられています。
ネットで調べると昔日本で流行ったことがあってなんでも幻の果物だとか。マンゴーとバナナとパイナップルを足して3で割った味との説明がありました。見た目も味もなんとなく南国系の果実です。実は爺さんがポポの魔力にはまり、あちこちに植えまくっています。満足に実がなる木はまだ1本ですが、6本ほどが成長待機中。あと数年でえらいことになります。
うちの家族でこれが好きなのはお姉ちゃんのみ。つまり我が一族でヘビーユーザーは爺さんと娘の2人だけです。
道ですれ違った親戚に「ポポいる?」と聞いても「え~、いらん!いらん!」とつれない返事。味にはちょっとクセがあります。甘くてチョイとくさみ有り。やたらと種が大きくて多い。効用としてはお通じが抜群によくなります。農作業の合間に食べましたがお腹が空いていたので非常に美味しかったです。実一つで卵4個分ぐらいのカロリーと聞いてビックリ。本当でしょうか。ビタミンも豊富でとにかく栄養満点のようです。
実は先程、楽天市場で取り寄せができるのかを見てみました。600gで3000円。そこそこのお値段ですなぁ。・・・というわけでTAKAさん、近い将来計7本の木からできるそうですし・・・・ね!
それにしても、小さな頃からの農業経験、羨ましいっす。イガに包まれた栗なんて、私、恥ずかしながら実際には見たことがないのであります。
あ。ポポではなくて、芝栗でもいいですよ!?ジュルリ
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レベストの中では数少ない理系の男「TAKA」こと高橋正裕。手相占いはお任せあれ。お酒の席では占ってもらいたい若人が集まります。
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コメント
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栗の季節ですね。
皮が固いので調理するにはハードルが高いなぁ。。。
といつも敬遠しますが、今年はちょっとやってみようかな。
「ポポ」って写真で観るとアケビみたいにみえますね。
南国のフルーツなんですね。
マンゴーならとても育てやすいとのことで
最近は買ってきて食べたマンゴーの種を
家庭で植えて育てるのが流行っているそうですよ。
ポポもいけるのかも?
栗の皮剥きは子供の頃何回か挑戦したことが
ありますが、手先が不器用なので
難しかった記憶しかなく、
それ以来やってません。。。
ポポはポーポーやポポー等
いろんな呼び方があるみたいですね。
食べたことはないですが、
種がでかいみたいですね。
なんとなく色は美味しいそうに見えます。
関係ありませんが、
「ポポ」で「ミスターポポ」を思い浮かべました。